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2008年03月16日 ()
DAY1 スカンジナビアの民が母なる大地で権勢を示す:WEC公式

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開幕戦スウェーデンGPの第1日目は、全クラス北欧の民の勝利でした。ミカ・アオラ(E1クラス)、ヨアキム・ユングレン(E2クラス)、サムリ・アロ(E3クラス)、ロニ・ニカンデル(EJクラス)。彼ら北欧の民にとって、この雪の降り積もった地での戦いは、まさに「御誂え向き」の条件であることを改めて強く印象づけました。
一方、これに対するラテン民族勢力も、過去2年この地での開幕戦を経験してきました。唯一スパイクタイヤを使う特殊な大会。経験を蓄積してきた彼らは、今年はさらに北欧勢に対して強い抵抗を見せました。
開幕ラウンドには地元スウェーデンの観客が昨年よりも多く詰め掛けました。凍てつく気温も厭わず、数百の観客が森林の中で観戦していました。雪の森を疾走する世界トップレベルのスペクタクルを目の当たりにしました。

例によって適当⊂⌒~⊃。Д。)⊃

E1クラス
E2からE1へ移動したミカ・アオラ(フィンランド/HMホンダ)。「彼は250Fという排気量ではどうなのか?まだ慣れていないのではないか?」そう不安視する声がありました。しかし、今日の勝利で彼はこの小排気量クラスでの最も有力なタイトル候補であることを示しました。このフィンランドの雪のスペシャリストは、最初のテストから他を圧倒しました。彼に対抗できる敵はいませんでした。1分40秒以上ものリードでの圧勝でした。

ミカ・アオラ談
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「いやぁ、まったくびっくりだよ。実際のところさ、こんな速くいけると思わなかったんだよ。でもね、特にだけど小排気量で雪を走るのは大好きなんだよ。ホント。ボクは次のスペインとポルトガルでこんな調子で乗れたらいいと思ってる。まぁたしかにこれは違うレースだけどね。ボクはずっと冬の雪で走ってきたんだから。なんせ16歳からだもん(それにしたって他のパパワークスの子供より遅いけど)。そうそう、シモーネ(アルベルゴーニ)にさ、一緒にトレーニングしようぜって誘ったんだ(事前のレースではパドックで仲良く並んでました)。今日の彼2番でしょ。ってことはボクの教えっぷりがよかったってことだろね。」

2位と3位の争いは面白い展開を提供しました。シモーネ・アルベルゴーニ(イタリア/UFOヤマハ)は、この日驚きの結果を示しました。イタリアンは昨年の雪辱を狙っていました。彼はエンデューロテストにおける好タイムによって、2位という素晴らしい結果を得ました。
フィンランドのイエロ・レメス(KTM)が3位。早めに現地入りして準備と調整に努めていたマーク・ジェルマン(フランス/フランスヤマハ)。4位という好結果を得ました。
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ほとんどの南ヨーロッパ(ラテン勢)のライダーにとってのこの開幕戦は、「できるだけ多くのポイントを獲得する」ことが目標でした。それがタイトルを狙うライダーにとっての大事な戦略です。しかし何人かのライダーは、期待はずれの平凡な結果を受け入れなければなりませんでした。「表彰台は確保したい」と語っていたイヴァン・セルバンテス(スペイン/KTM)は、最初のテストから出遅れました。追い上げは届かず最終的に6位で終わりました。アオラに対しては2分45秒の差をつけられました。

E1クラス結果
1.#20 ミカ・アオラ(フィンランド/HM) 1:00:08.11
2.#02 シモーネ・アルベルゴーニ(イタリア/YAM) 1:01:51.23
3.#27 イエロ・レメス(フィンランド/KTM) 1:01:53.39
4.#03 マーク・ジェルマン(フランス/YAM) 1:02:28.23
5.#06 バルトス・オブルッキ(ポーランド/HVA) 1:02:28.23
6.#25 イヴァン・セルバンテス(スペイン/KTM) 1:02:53.48
7.#07 マウリツィオ・ミケルツ(イタリア/YAM) 1:02:56.76
8.#04 クリストバル・ゲレーロ(スペイン/YAM) 1:03:57.56
9.#33 二クラス・グスタフソン(スウェーデン/HON) 1:04:30.77
10#18ジョーダン・カルバレ(フランス/SUZ) 1:05:58.63
トム・セイガーはテスト6でリタイアとなっています。


E2クラス
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EJクラスを2連覇した男。ヨアキム・ユングレン(スウェーデン/フサベル)。彼はシニアクラスでのデビューでいきなりの成功を収めました。この日いたるところで彼のパフォーマンスは輝いていました。

ヨアキム・ユングレン談(優等生的に)
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「今日は本当に良かったです。新しいクラスに新しいバイク。それでこんなにいい結果になるなんて思いもしませんでした。この雪のコンディションは、私は好きですし得意です。だけど最後のテストまで気の抜けない戦いをしていました。地元スウェーデンの観客の声援は本当に励みになりました。とても楽しかったです!」

E2クラス。当初はサルミネンの独走を予想しました。しかし、実際にはそうはならず、なかなか面白いレース展開となりました。最後にはドラマもありました。レースを盛り上げた1つの動き。それは新規参入のアントン・メオ(フランス/ハスクバーナ)でした。彼は最後のエンデューロテストまでトップにありました。しかし彼は最後にミスを犯して勝利を逃すことに。最終的には5位でした。メオにかわってベストラテンの順位を得たのがジョニー・オベール(フランス/UFOヤマハ)でした。2位を獲得してサルミネンを上回りました。
さて、王者のユハ・サルミネン(フィンランド/KTM)はどうしたのか?彼はレース序盤から中盤と見ても、トップには立っていませんでした。それから後半に向けて、ややペースアップを図る動きが見られました。ところが最後のエンデューロテスト。勝負を仕掛けるべき大事な局面。サルミネンはエンストを喫してしまいます。痛いタイムロスを被ったサルミネンは、結局は3位で終わりました。また、前半から好調で期待されたヤーリ・マッティラ(フィンランド/HMホンダ)は、チェーンを切ってしまい、リタイアを余儀なくされました。雪のスペシャリストが絶対とも言えない。そんな3年目のスウェーデン。

E2運命の最終エンデューロテスト ST7
1.J・ユングレン 12:28.86
2.V・サロネン 12:29.68
3.J・オベール 12:38.37
4.J・サルミネン 12:56.94
8.A・メオ 13:20.26

E2クラス結果
1.#69 ヨアキム・ユングレン(スウェーデン/HSB) 1:01:10.08
2.#03 ジョニー・オベール(フランス/YAM) 1:01:38.63
3.#19 ユハ・サルミネン(フィンランド/KTM) 1:01:50.26
4.#09 バルテリ・サロネン(フィンランド/HSB) 1:01:55.44
5.#18 アントン・メオ(フランス/HVA) 1:01:56.22
6.#12 ロドリグ・タン(フランス/TM) 1:04:07.28
7.#99 アレッサンドロ・ベロメッティ(イタリア/KTM) 1:04:47.20
8.#23 フリッツ・アンデルソン(スウェーデン/KTM) 1:05:19.95
9.#07 ファブリツィオ・ディニ(イタリア/YAM) 1:06:00.97
10#55 ダニエル・ペールソン(スウェーデン/HSB) 1:06:04.94


E3クラス
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大きなトルクとパワーを誇る最大排気量クラス。シーズン前からKTMファリオリチームのチームメイト同士の争いになると言われていました。この開幕戦はまさにそれを示すものでした。サムリ・アロ(フィンランド/KTM)とマルコ・タルカラ(フィンランド/KTM)。この同国、同チームの2人は勝利を賭けて最初から最後まで対決しました。最終結果。アロはタルカラに対して9.9秒のリードをつけて優勝しました。ちなみにアロは2ストロークの300。タルカラは4ストロークの530。今年のファリオリチームは、チームメイトが異なるマシンで戦うという興味深いものになっています(E2とE3)。
地元スカンジナビアの条件下で「水を得た魚」状態のビヨン・カールソン(スウェーデン/フサベル)が3位表彰台を獲得。ライブリザルトでの計時上では4位にあったアンダース・エリクソン(スウェーデン/BMW)でしたが、許可されない補助を受けてバッテリー交換をしたため失格というニュースが一時報じられました。しかし、後の正式なリザルトではそれは無かったものとして、4位が確定しています。
5位にはセバスチャン・ギヨーム(フランス/ハスクバーナ)。運送中のレースマシンが盗難に遭うという災難を乗り越えての好結果でした。続いて6位には同じフランス人のクリストフ・ナムボータン(フランス/ガスガス)が入りました。先のフランス選手権で太腿を負傷したファビアン・プラネ(フランス/KTM)は、わずかに走ったのみでリタイアしました。事前の談話で大丈夫と言ってたのですが…。

E3クラス結果
1.#99 サムリ・アロ(フィンランド/KTM) 1:01:23.92
2.#02 マルコ・タルカラ(フィンランド/KTM) 1:01:33.85
3.#04 ビヨン・カールソン(スウェーデン/HSB) 1:02:11.94
4.#07 アンダース・エリクソン(スウェーデン/BMW) 1:03:15.16
5.#03 セバスチャン・ギヨーム(フランス/HVA) 1:04:00.30
6.#19 クリストフ・ナムボータン(フランス/GAS) 1:04:57.97
7.#08 マーカス・ケーア(ドイツ/KTM) 1:05:40.31
8.#05 アレッサンドロ・ボッツーリ(イタリア/HM) 1:06:36.16


EJクラス
雪と氷での速さで知られたロニ・ニカンデル(フィンランド/KTM)が優勝。オスカリ・カントネン(フィンランド/KTM)は3位。ワールドレベルでは知られていないライダーです(知りませんでした)。驚きはその間に入り込んだ2位のマーク・ブルジョア(フランス/ハスクバーナ)でしょう。フランス協会の合同合宿で雪のトレーニングをしていたのは効果あり?

EJ結果
1.#53 ロニ・ニカンデル(フィンランド/KTM)
2.#04 マーク・ブルジョア(フランス/HVA)
3.#34 オスカリ・カントネン(フィンランド/KTM)
4.#37 アンティ・ヘルステン(フィンランド/HVA)
5.#05 トーマス・オルドラティ(イタリア/KTM)


BMWモトラッド エクストリームテスト・アワード
湖上のエクストリームテストが、気温の影響による水位上昇で使用不可能になりました。そのため、この賞はエンデューロテストを集計して争われることになりました。トップはミカ・アオラでした。

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DAY2はどんなドラマが?
[2008.03.16(Sun) 04:07] WEC世界選手権エンデューロ | Trackback(-) | Comment(-)
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