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2008年03月17日 ()
一言で表せと言われれば「100%フィンランド」:WEC公式
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www.mk-moto.nl
DAY2写真
DAY1写真
Martin Pichl (SKMP)
Baboons

DAY1を終えた後のルートやテストには深い轍が出来ていました。降り積もった雪も、昼の気温上昇で溶け出しました。テストトラックは雪とそして泥。そのため、DAY2のスペシャルは過酷な戦場へと変貌を遂げていました。これら典型的「ウインターエンデューロ」の条件下において、不利が予想される南ヨーロッパのラテンライダーたちですが、地元の北欧勢に対して健闘を見せました。さすがに彼らに打ち勝ち勝利することは無理としても・・・。

この日のエステルスンドの戦いは、お隣のフィンランドのライダーが席巻しました。E1はミカ・アオラ(HM)。E2はユハ・サルミネン(KTM)。E3はサムリ・アロ(KTM)。EJはロニ・ニカンデル(KTM)。

E1クラス
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DAY1で圧倒的な勝利を収めたミカ・アオラ(HMホンダ)。今日の彼は自信を得て、昨日よりもさらに勝利に対して貪欲でした。終始レースをリードし、1分44秒のリードで勝利。スウェーデンGP両日で勝利して最大のポイントを獲得しました。次から始まる乾燥で高速のポルトガルとスペインのラウンドは、まだアオラにとって未知数(E1小排気量で大丈夫なのか?)です。それだけにこの開幕戦をしっかり勝ち取ったことは大きいでしょう。

ミカ・アオラ談
「僕は何かが起こっても大丈夫なくらい大量リードをとっていたからね。心配なのは普通のトラックでうまく走れるのかどうかさ。」

DAY2の第2位。イヴァン・セルバンテス(スペイン/KTMファリオリ)。彼はDAY1では6位と奮いませんでした。これではいけないと発奮したか、彼はこの日アオラに次ぐ順位をしっかりと保ちながら戦っていました。膝の問題も解決し、ウェアも気分も一新して再びE1に帰ってきた雄牛。

イヴァン・セルバンテス談
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「僕は昨日最初のテストでミスしてしまったんだ(トップから1:02.06も遅れて10番目)。その後なんとか遅れを取り返そうと頑張ったんだけど、みんな速いんだもの。あれが致命的だったね。6位が精一杯だったよ。でも、今日は違ったね。慎重に正確にミスしないで走り切るぞって頑張った。それで結果は2位さ。これは僕にとっては勝利に等しいね。ここでアオラを負かすなんて無理な話さ。チャンピオンシップを考えれば、これはベストな結果だよ。」
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3位には昨日2位のシモーネ・アルベルゴーニ(イタリア/UFOヤマハ)。彼も着実にポイントを稼ぎました。
序盤に4位あたりの好位置につけていたはずのバルトス・オブルッキ(ポーランド/ハスクバーナCH)。いつからかタイム上位に姿を見せなくなりました。実はトレールで高速走行中にクラッシュをしていました。手を負傷した彼は、なんとか走行を続けて8位で終えました。走り終えて戻ってきた彼の手は大きく腫れ上がっていたそうです。記者の憶測では骨折も疑われているとのこと。検査の結果が待たれます。
トム・セイガー(イギリス/KTMファリオリ)は、昨日のクラッシュで腰を打っており、DAY2への参加を見合わせています。骨折など大きな怪我ではないとファリオリは語っています。

DAY2 E1最終結果
1.#20ミカ・アオラ(FIN/HM) 49:15.05
2.#25イヴァン・セルバンテス(SPA/KTM) 50:59.63/+1:44.58
3.#02シモーネ・アルベルゴーニ(ITA/YAM) 51:18.37/+2:03.32
4.#27イエロ・レメス(FIN/KTM) 51:23.04/+2:07.99
5.#33二クラス・グスタフソン(SWE/HON) 51:36.33/+2:21.28
6.#03マーク・ジェルマン(FRA/YAM) 52:20.19/+3:05.14
7.#07マウリツィオ・ミケルツ(ITA/YAM) 52:29.48/+3:14.43
8.#06バルトス・オブルッキ(POL/HVA) 52:45.61+3:30.56
9.#04クリストバル・ゲレーロ(SPA/YAM) 53:06.10+3:51.05
10#14フレドリク・ゲオルグソン(SWE/KTM) 53:12.33+3:57.28


E2クラス
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昨日の3位から1位。DAY1のユハ・サルミネン(フィンランド/KTMファリオリ)は、若いユングレンや新参のメオの輝きの前にいささか目立ちませんでした。しかし、DAY2はサルミネンがこのクラスで最も目立つ主役でした。彼は最初のテストからトップに立ち、最後までレースをリードしました。

ユハ・サルミネン談
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「昨日はね。いつもとそんな変わらない感じだったんだよ。だけどフィーリングがヘンだった。リズムはうまくつかめないし、なんか寝ぼけてたんだ(数ヶ月のオフを置いての年最初の戦いゆえ、リズムに入れなかったという意味でしょう)。今日はなんとかしなきゃと思った。今のところ、ライディングの面でいくつか改善しなきゃならないところがあるんだ。でも今日の結果は嬉しいよ。これから毎レース良くなっていくさ。」

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第2位はDAY1の勝者、ヨアキム・ユングレン(スウェーデン/フサベル)でした。サルミネンとの差は21秒。よく離されずに着いていったとも言えますが、しかしながらテストでは一度もサルミネンには勝てませんでした。じわじわと引き離される。そういった展開でした。

ヨアキム・ユングレンに何が?
実はエンジンが心配でした。スタート時は問題なかったのですが、しばらくすると奇妙な音を立てました。最初のテストではとても100%のアタックができませんでした。アシスタンスサービスに着いた時、彼は迷わずクラッチカバーを開きました。その読みは的中。クラッチスプリングのボルトが緩んでいました。しかし、それからあのサルミネンをとらえることは不可能でした。

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第3位には非北欧のラテン民族、ジョニー・オベール(フランス/UFOヤマハ)。E1のチームメイトであるアルベルゴーニ同様、彼もまたこの不利な地で可能なかぎりの高いポイントを獲得して、これからのチャンピオンシップへの展望を明るいものにしました。
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第4位にはバルテリ・サロネン(フィンランド/フサベル)。
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第5位にはヤーリ・マッティラ(フィンランド/HMホンダ)が入りました。

DAY2 E2最終結果
1.#19ユハ・サルミネン(FIN/KTM) 49:34.02
2.#69ヨアキム・ユングレン(SWE/HSB) 49:55.10/+21.08
3.#03ジョニー・オベール(FRA/YAM) 50:04.54/+30.52
4.#09バルテリ・サロネン(FIN/HSB) 50:15.31/+41.29
5.#10ヤーリ・マッティラ(FIN/HM) 50:18.90/+44.88
6.#18アントン・メオ(FRA/HVA) 50:53.51/+1:19.49
7.#99アレッサンドロ・ベロメッティ(ITA/KTM) 51:57.28/+2:23.26
8.#17シモ・キルシ(FIN/BMW) 52:10.95/+2:36.93
9.#12ロドリグ・タン(FRA/TM) 52:23.23/+2:49.21
10#23フリッツ・アンデルソン(SWE/KTM) 52:29.92+2:55.90


E3クラス
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2スト300で戦うサムリ・アロは、このマシンがいたくお気に入りです。
「こいつは軽快で操りやすい!まだちょっとばかりのチューンしかしていないんだ。実際楽しかったよ。まるでスーパーモタードみたいだった!」

サムリ・アロ(フィンランド/KTMファリオリ)。印象的な一貫した強さと速さでレースをリード。DAY1に続いてDAY2も勝利しました。テストタイムにおいてアオラをも凌駕する局面がありました。レース序盤にして決まりと思わせる安泰ぶり。今までのチームスタイルと異なる2ストローク/4ストローク2本柱による体制。2ストロークを担当することになったアロは(元は2スト主体のライダー)、開幕のラウンドから強さを証明しました。2位に対しては37秒のリードでした。
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さて、そのアロの後ろでは3名による表彰台を賭けたドッグファイトが展開していました。2位になったマルコ・タルカラ(フィンランド/KTMファリオリ)は、最初のテストでは6位でした。そこから追い上げをはかり、最終テストで大きくジャンプアップしました。
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3位はビヨン・カールソン(スウェーデン/フサベル)。ちなみに彼のマシンは09プロトタイプではありません。彼は特にエンデューロテストでの安定した成績が光りました。
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4位にはアンダース・エリクソン(スウェーデン/BMW)。昨日はスタート直後にバッテリー交換のトラブルという悪いスタート。4番手。DAY2はその鬱憤を晴らすがごとく快走。最終のエンデューロテストの前まで2位を保っていました。しかし、最後にタルカラとカールソンに逆転されてしまいました。ライバルのチャージも強いものでしたが、エリクソン自身も最後のテストでミスを犯しました。残念。しかし、新しいBMWチームにとって、この先に期待が持てる結果を得ました。

DAY2 E3最終結果
1.#99サムリ・アロ(FIN/KTM) 50:01.17
2.#02マルコ・タルカラ(FIN/KTM) 50:38.54/+37.37
3.#04ビヨン・カールソン(SWE/HSB) 50:50.95/+49.78
4.#07アンダース・エリクソン(SWE/BMW) 50:54.89/+53.72
5.#03セバスチャン・ギヨーム(FRA/HVA) 51:57.01/+1:55.84
6.#19クリストフ・ナムボータン(FRA/GAS) 52:18.32/+2:17.15
7.#05アレッサンドロ・ボッツーリ(ITA/HM) 52:42.08/+2:40.91
8.#08マーカス・ケーア(GER/KTM) 53:10.17/+3:09.00
9.#11ユアン・マコーネル(GBR/TM) 53:38.56/+3:37.39
10#81シャピ・ガリンドー(SPA/KTM) 54:15.38+4:14.21


EJクラス
ジュニアクラスの争いは、最後のエンデューロテストが終わるまでイキイキとした素晴らしいものでした。DAY1を勝ち獲った「雪のスペシャリスト」ロニ・ニカンデル(フィンランド/KTM)は、DAY2も勝利してダブルウィンを達成。
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トーマス・オルドラティ(イタリア/KTM)は雪の轍でのスピードに優れ、ライバルのマーク・ブルジョア(フランス/ハスクバーナCH)を上回りました。

DAY2 EJ結果
1.#53ロニ・ニカンデル(FIN/KTM) 51:18.13
2.#05トーマス・オルドラティ(ITA/KTM) 51:33.03/+14.90
3.#04マーク・ブルジョア(FRA/HVA) 51:33.06/+14.93
4.#34オスカリ・カントネン(FIN/KTM) 52:13.69/+55.56
5.#37アンティ・ヘルステン(FIN/HVA) 53:07.40/+1:49.27
6.#59ミハエル・ズスター(POL/YAM) 53:16.41/+1:58.28
7.#35オリオル・メナ(SPA/KTM) 53:24.97/+2:06.84
8.#12オスカル・バレッティ(ITA/HM) 53:54.40/+2:36.27
9.#06ミルコ・グリティ(ITA/BETA) 54:05.10/+2:46.97


BMW MOTORRAD XTREME TEST AWARDS
ミカ・アオラが獲得。

HUSQVARNA JUNIOR TROPHY
DAY1はブルジョアでしたが、DAY2はオルドラティの手に。この賞は2ストロークで戦うジュニアライダーのためのものです。

(暫定ポイント)
Enduro 1
1.ミカ・アオラ 50
2.シモーネ・アルベルゴーニ 42
3.イエロ・レメス 38
4.イヴァン・セルバンテス 37
5.マーク・ジェルマン33

Enduro 2
1.ヨアキム・ユングレン 47
2.ユハ・サルミネン 45
3.ジョニー・オベール 42
4.バルテリ・サロネン 36
5.アントン・メオ 31

Enduro 3
1.サムリ・アロ 50
2.マルコ・タルカラ 44
2.ビヨン・カールソン 40
4.アンダース・エリクソン 36
5.セバスチャン・ギヨーム 32


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激しいクラッシュを物語るゴブレの様子。

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メリマンはイマイチでしたが、乾燥ステージで期待。

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#59ミハエル・ズスター(POL/YAM)

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DAY1で活躍したアントン・メオ。ここでこの活躍ということは、乾燥したトラックではもっと期待できるということです。順当にいけば彼が掲げる目標「トップ5」も可能でしょう。この資質。オベールに続く星と言っていいでしょう。
[2008.03.17(Mon) 03:41] WEC世界選手権エンデューロ | Trackback(-) | Comment(-)
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