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リストマーク 3/30 WECポルトガル DAY2公式レポートから 

2008年03月31日 ()
「The Longest Day」:WEC公式
DAY2メモ
Martin Pichl氏によるDAY2フォト
BABOONS
ポイントスタンディング

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ポルトガルGPのDAY2。WECのトップライダーたちは、今までに経験したこともないような「長く険しい1日」を過ごしました。この土地の厳しいコースというメインディッシュに、集中豪雨とヒョウというさらにピリッとした香辛料が加わり、レースの刺激的味を高めました。彼らはそれから逃げることはできず、向き合って食さねばならないわけです。この日の戦いは08WECシーズンの最も困難なレースとして記憶に留められることでしょう。
さて、今日の4人の勝利者について先に紹介しておきましょう。目覚めたるイヴァン・セルバンテス(E1)とユハ・サルミネン(E2)。驚きのクリストフ・ナムボータン(E3)。逆襲のトーマス・オルドラティ(EJ)です。

E1クラス
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(この日はセルバンテスとアルベルゴーニのラテンバトル)
路面はマシンが駆け抜けるたびに蹴り上げられ、ますます掘られていきます。そんな状況の中でも、イヴァン・セルバンテス(スペイン/KTM)は他のライバルとは別格の走りを見せました。第1ラップの最初のテストはシモーネ・アルベルゴーニ(イタリア/ヤマハ)がトップ。セルバンテスは2位に居ました。そして次のクロステストでトップを奪いました。それからは少しずつリードを拡げていきました。そしてアルベルゴーニのチャージもありましたが、最終的には5.51秒のリードをもって今シーズンの初優勝を挙げました。非公式にですが、彼はこの日のスクラッチでもトップです。

イヴァン・セルバンテス談
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「今日のレース。こりゃ困難になるだろうと思ったよ。僕はマディが好きじゃないから。でも、走り出したら驚いたさ。最初のエンデューロテストでシモーネのすぐ後ろにつけてた。そんで次のクロステストで僕がトップに立った。そこでアオラはミスって後退しちゃったんだね。これで今日の戦う相手はアルベルゴーニ!と分かったんだ。彼は最後のテストでよく乗れていて差を詰めてきた。なんとか逃げ切って勝てたけどね。この結果はよかったよ。」

アオラの強さ
3回も転倒を演じてしまった男。しかし、その男は最終的には表彰台の位置にまでリカバリーして見せました。まさにエンターティナー(!?)。ミカ・アオラ(フィンランド/HMホンダ)は同じフィンランドのイエロ・レメス(フィンランド/KTM)を追い詰めて抜きました。そして3位表彰台を獲得しました。
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(セイガーはやっと目標順位を得た)
トム・セイガー
(イギリス/KTM)が5位。
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6位はインドアジェノバで痛めた肩の痛みがまだ残る、クリストバル・ゲレーロ(スペイン/ヤマハ)。
タイトルを狙いたいマーク・ジェルマン(フランス/ヤマハ)がエンジン破損による痛いリタイア。マウリツィオ・ミケルツ(イタリア/ヤマハ)は点火系の問題でリタイア。

E1ポイントスタンディング
1.ミカ・アオラ 92
2.シモーネ・アルベルゴーニ 89
3.イヴァン・セルバンテス 82
4.イエロ・レメス 74
5.クリストバル・ゲレーロ 54
6.マーク・ジャーマン 48

E2クラス
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(目覚めたサルミネン)
450cc4ストロークと250cc2ストロークのカテゴリー。ユハ・サルミネン(フィンランド/KTM)とジョニー・オベール(フランス/ヤマハ)は、今日再び合い見えました。彼ら2人の戦いは、ライバルを置き去りにした高い次元の戦いでした。最終的に3位に対して1分25秒もの差がついていたほどです。
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(サルミネンと勝負できる男)
午前の第1ラップはオベールが好調でした。そこまではトップを守りました。しかし残り2ラップのサルミネンは強力でした。ほとんどのテストでトップを奪い、オベールとの対決に勝ちました。最終的なリードは30秒以上ありました。

3位争い
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(ユングレン脱落の穴を埋めたサロネン)
そんなサルミネンとオベールの戦いの陰に隠れていましたが、実は激しかったのが3位争いでした。3位の座を賭けて3人のライダーが激突しました。この争いに打ち勝ったのがバルテリ・サロネン(フィンランド/フサベル)でした。
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アレッサンドロ・ベロメッティ(イタリア/KTM)はほんのわずかの差で敗れました。4位。5位にはなかなか印象的なテストタイムを連発してきたニコラス・パガノン(フランス/アプリリア)。

期待の星が・・・
期待のヨアキム・ユングレン(スウェーデン/フサベル)ですが、第1ラップの2つめのスペシャルのクロステストの出口で電気的トラブルが発生。そこでリタイアを余儀なくされました。もう1人の期待の男、アントワン・メオ(フランス/ハスクバーナ)もクラッチトラブルでリタイア。アレックス・ザニ(イタリア/HMホンダ)は、イタリア選手権の開幕戦で手に怪我を負っており、その痛みのためにレースを序盤で諦めることになりました。

E2ポイントスタンディング
1.ユハ・サルミネン 92
2.ジョニー・オベール 89
3.ヨアキム・ユングレン 67
4.バルテリ・サロネン 64
5.アレッサンドロ・ベロメッティ 64
6.ロドリグ・タン 51
7.ファブリツィオ・ディニ 50
8.ヤーリ・マッティラ 41

E3クラス
昨年のEJランキング2位、今年E3に上がったばかりのクリストフ・ナムボータン(フランス/ガスガス)がこのDAY2に勝利し、大きなセンセーションをもたらしました。軽量軽快な2ストロークマシンの利点を生かし、現在ポイントリーダーのサムリ・アロ(フィンランド/KTM)に22秒差をつけて勝ちました。この勝利は彼にとって初のシニアクラスでの勝利となります。ちなみにこの日のE3表彰台は全員2ストロークでした。

クリストフ・ナムボータン談
「初めてシニアクラスで勝てたことは本当に素晴らしいことです。私はこの日の勝利に酔いしれましょう。そして次の日にはスイッチを切り替えて、次の週末に照準を向けます。レースでは消耗して疲れました。今夜は回復に努めることを考慮する必要があるでしょう。この勝利は私にとって、そしてサポートをしてくれるそれぞれの人々にとって満足の結果です。」

最大のサプライズ?
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マーカス・ケーア(ドイツ/KTM)は、昨日に続いてサプライズを起こしました。2日連続の3位獲得。表彰台に立ちました。この結果はドイツのエンデューロ界にとって、1998年のダーク・シール以来とのこと。
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(今年のアプリリアはさらに強いかも)
ケーアと表彰台を争ったステファン・メリマン(オーストラリア/アプリリア)。最初のテストでトップタイム。これは!と期待されました。しかし、彼はそれから困難な問題を抱えました。ラジエターの破損でした。結局ケーアを攻めきることはできず4位となりました。

E3クラスポイントランキング
1.サムリ・アロ 97
2.マルコ・タルカラ 82
3.クリストフ・ナムボータン 73
4.ビヨン・カールソン 68
5.マーカス・ケーア 67
6.セバスチャン・ギヨーム 60
7.アンダース・エリクソン 48
8.ステファン・メリマン 47

EJクラス
昨日ルートでペナルティを受けてしまったのがトーマス・オルドラティ(イタリア/KTM)。今日はその鬱憤を晴らしました。1ラップ目の終了時には、すでに彼はライバルのマーク・ブルジョア(フランス/ハスクバーナ)の上に立つポジションを確かにしていました。この順位はそれから最後まで変化することはありませんでした。1日目にブルジョアが優位に立てば、2日目はオルドラティが逆襲する。これはしばしば見られることです。このようなやりあいが続くことは、チャンピオンシップにスリルある展開の提供を約束します。

BMWエクストリームアワード
この日はアオラが沈んだのでサルミネンのものといった感じ。

ハスクバーナ・ジュニアトロフィー
当然優勝のオルドラティのもの。


正式リザルト
E1クラス
1.#25イヴァン・セルバンテス(スペイン/KTM) 53.59.09
2.#02シモーネ・アルベルゴーニ(イタリア/ヤマハ) 54.04.60 +5.51
3.#20ミカ・アオラ(フィンランド/HMホンダ) 54.28.51 +23.91
4.#27イエロ・レメス(フィンランド/KTM) 55.06.03
5.#34トム・セイガー(イギリス/KTM) 56.11.66
6.#04クリストバル・ゲレーロ(スペイン/ヤマハ) 56.42.42
7.#31パウロ・フェリシア(ポルトガル/カワサキ) 58.07.58
8.#18ジョーダン・カルバレ(フランス/スズキ) 58.19.17
9.#80ルカ・ケルビーニ(イタリア/TM) 58.34.15
10#22フェルナンド・フェレイラ(ポルトガル/ヤマハ) 1.00.27.83
猛牛の突進の日でした。アオラはミスで一度後退しましたが、確実なリカバーを見せました。レメスは堪えることができませんでした。セイガーはエクストリーム以外でも印象的なタイムを出し5位になっています。ジャーマンは痛いリタイア。

リタイア
#07マウリツィオ・ミケルツ(イタリア/ヤマハ) TC2
#17ダリル・ボルター(イギリス/ハスクバーナ) ST6
#03マーク・ジャーマン(フランス/ヤマハ) ST7



E2クラス
1.#19ユハ・サルミネン(フィンランド/KTM) 54.12.03
2.#02ジョニー・オベール(フランス/ヤマハ) 54.43.01 +30.98
3.#09バルテリ・サロネン(フィンランド/フサベル) 56:09.00
4.#99アレッサンドロ・ベロメッティ(イタリア/KTM) 56.09.27
5.#11ニコラス・パガノン(フランス/アプリリア) 56.27.15
6.#07ファブリツィオ・ディニ(イタリア/ヤマハ) 57.09.97
7.#17シモ・キルシ(フィンランド/BMW) 57.20.95
8.#10ヤーリ・マッティラ(フィンランド/HMホンダ) 58.05.47
9.#21ファビオ・モッシーニ(イタリア/HMホンダ) 58.32.42
10#12ロドリグ・タン(フランス/TM) 58.56.35
今日もデュエルを予想しましたが、サルミネンは一度リードを取るともう止まることはありませんでした。オベールはそれでもよく頑張りましたけど。3位以下が混戦でした。ユングレンやメオのリタイア。そしてベロメッティも一時大きく後退。そんな中ひたひたと上がってきたのがバルテリ・サロネン。ユングレンの代わりに奮闘しました。ベロメッティを僅差で破っての3位です。アプリリアのパガノンも印象的な活躍を見せました。彼も表彰台を狙おうかという感じでした。ベロメッティはまたも表彰台を逃してしまいました。またBMWのシモ・キルシは、昨日最終テストでのリタイアを取り返すような頑張りでした。

リタイア
#69ヨアキム・ユングレン(スウェーデン/フサベル) 最初のテストの後TC1
#18アントワン・メオ(フランス/ハスクバーナ) TC5でリタイア
ユングレンは電気系トラブル。メオは順位をあげつつある時にクラッチトラブル。


E3クラス
1.#19クリストフ・ナムボータン(フランス/ガスガス) 55.17.58
2.#99サムリ・アロ(フィンランド/KTM) 55.40.23 +22.65
3.#08マーカス・ケーア(ドイツ/KTM) 55:43.86 +26.28
4.#24ステファン・メリマン(オーストラリア/アプリリア) 55:49.05
5.#02マルコ・タルカラ(フィンランド/KTM) 56:11.8
6.#22ファビアン・プラネ(フランス/KTM) 56:31.41
7.#04ビヨン・カールソン(スウェーデン/フサベル) 56:43.32
8.#03セバスチャン・ギヨーム(フランス/ハスクバーナ) 57:20.92
9.#07アンダース・エリクソン(スウェーデン/BMW) 57:25.05
今日こそはという感じで、ナムボータンはいい感じでトップを快走しました。サムリ・アロは昨日ほどの強さは見せませんでした。むしろこの日輝いたのはドイツのマーカス・ケーアでしょう。彼はメリマンと争いつつ後半にかけて調子を上げ、下手をすればアロも2位が危ういという3.63秒差まで迫りました。メリマンも3位表彰台は逃しましたが、いいチャージを見せていました。乗り切れなかったのがマルコ・タルカラでした。ポイント獲得的にもアロに差をつけられていまうでしょう。それはギヨームも・・・。

リタイア
#05アレッサンドロ・ボッツーリ(イタリア/HMホンダ) TC3でリタイア・・・


おまけ

ミカ・アオラ談
「エンデューロテストでのこと。僕はウッズから飛び出てきて、ダブルジャンプに差し掛かるとこで横滑りしちゃった。そのまま崩れた姿勢で踏み切って着地。どーんと転倒して頭を打っちゃった。それからジャンプを見上げた。耳鳴りはするし頭痛はするし、頭が混乱して把握できなかった。」
さらに遅れを取り戻そうと暴力的に攻めたST4のエクストリームでも転倒。そこから挽回していったのは凄いとしか。

ケーアはゲンかつぎにヒゲを剃りませんでした。まさか次まで剃らない?(そんなバカな)
[2008.03.31(Mon) 06:30] WEC世界選手権エンデューロ | Trackback(-) | Comment(-)
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はじめに

08ISDE GREECE(9/1-6)

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