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2008年06月05日 ()

種別:GNCCレーシング
開催日:2008/6/1
イベント名:Weekend Warrior Spartan
開催地::ケンタッキー州、スパルタ、 Lawrence Family Ranch
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「オーストラリアとニュージーランドが表彰台を独占」

ポール・ウィブリー2連勝
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(左から3位ストラング、優勝ウィブリー、2位カーニー)
今はまだ巨人デビッド・ナイトにチャンピオンシップを与えてはなりません。今、FMFスズキのポール・ウィブリーはシリーズを疾走しています。そして6/1の第7戦「スパルタGNCC」における長く厳しい戦いを耐え抜いて2連勝を達成しました。

執拗なるアナグマ
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スパルタGNCCのレースは、今シーズンの今までのラウンドで最も暑く、最も湿度の高い、まさにスパルタな試練となりました。こうなるとウィブリーです。GNCCのパドックの界隈においては、ニュージーランドのウィブリーが、純粋な耐久性のテストになる場合において最もストロングであろうというのが周知の事実です。実際、チームメイトは彼のレース終盤のチャージと持続性から「Badger」(アナグマ)というあだ名で呼び始めました。その彼のスキルは今回も生きました。ハードにレースを攻めたウィブリーは、トップを争ったグレン・カーニー(ハスクバーナ)とチームメイトのジョシュ・ストラング(スズキ)を最終ラップのチャージで引き離して勝利をつかみました。

ポール・ウィブリー談
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「素晴らしいことです。実は今回の私は恒例の腕上がりになりませんでした。ですので助かりました。いいスタートは切れませんでしたが、私はリラックスしていられましたし、快適に乗ることができました。それがポジションアップに繋がりました。」

レース序盤
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(スタートはいつもの2スト勢力。#116のケニーの背後にはナイトが居ます)
デビッド・ナイト
(KTM)がまたも圧勝のパターンを作るように見受けられました。彼はスタートも良く、3番手でレースを開始。前に居るのはチームメイトのネイザン・ケニー(KTM)とホールショットを決めたチャーリー・ムリンズ(スズキ)でしたが、すぐにナイトがトップに立って少しだけギャップを拡げました。しかしながら、数名のライダーはナイトに引き離されずに追随しました。ナイトには問題が発生しはじめていました。フロントタイヤのムースが溶けて崩れ始めた事によって、ライディングに少し苦労するようになっていきました。ペースの上がらないナイトはストラングに追いつかれました。その後にナイトは頭を激しく木にぶつけてしまいました。

デビッド・ナイト談
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(勝利の方程式に持ち込むと思われました)
「フロントタイヤのムースがレース初期から崩れ始めました。それで少しフロントの操安性と格闘することになったので、レース展開が困難になりました。木に頭をぶつけた時、本当に何があったのかよくわかりません。それでしばらく頭がクラクラしました。しばらくジョシュの後を追うことに決めたのはそれが理由です。」

ストラングにすればびっくりです。なぜナイトを捕らえることができたのだろう?と。

ジョシュ・ストラング談
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(ストラングの接近を許すデビッド・ナイト)
「どうしてそうなったのかよくわかりません。しかし、私は彼の前に居ました。人々が言うにはナイトはチャージしていたということですが、私はわかりません。」

実は体調に不安があったストラング
こうしてトップに立ったストラング。このラウンドの前の3レースで3連続の2位となっています。いよいよ彼の初優勝の時が迫っているように思われました。しかし、今レースでの彼は、実はフィジカル的に不安な面もあり、それに至るだけの条件が欠けていました。

ジョシュ・ストラング談
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(ウッズ区間を行くストラング)
「私は前の泥と水にまみれたレース以来体調を崩していました。土曜にはふらふらしていました。チーム側からはまず完走を目指すようにと言われていました。私はチームは恐らくトップ5くらいを狙って欲しいと考えていたと思います。ですがレースの間、最初の方からかなり調子はよかったです。」

逃げられない2人
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(デビッド・ナイト)
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(追撃するウィブリー)
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(カーニー)
ナイトにはトラブルとアクシデント。ストラングには体調の不安。彼らはトップ位置に居たものの、後続に対して大きな差を開くことはできませんでした。対してウィブリー、ケニー、グレン・カーニー(ハスクバーナ)は追跡の手を緩めていませんでした。今回のレースでは、GNCCスタッフは多くの新しいシングルトラックのトレールを切り開きました。これによって接近していけるように仕向けることができました。

ジョシュ・ストラング談
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(ミスターストロング#6ウィブリーと#8ストラング)
「いったんはトップに立ちましたが、本当に逃げることができませんでした。私は時々まだ追いついて来られるだろうウィブリーとカーニーのことについて気にしました。また、差を開くことができないことで、彼らの接近を許すことになりました。その後、ラスト2周のボードが提示された時、私は限界に達していました。」

もう残るはカーニーとウィブリーのバトルでした。

グレン・カーニー談
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(さらにはハスクの#7カーニーも上を目指す)
「私は勝利がすぐそこに来ているかもしれないと思いました。私は2名を抜いてトップに立ちました。それはハイペースでした。デビッドを捕らえました。そして、彼は私の目の前で大きな転倒をしました。それはまさに戦いであり、そこに居る我々全員がそれを選択していました。」

最終局面
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(最終ラップとは思えない27分そこそこのファステストでした)
ラストラップ。ウィブリーはストラングとカーニーから逃げを打つために、さらにもう1段階のペースアップをしました。結果はウィブリーが優勝。
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2位にグレン・カーニー。ハスクバーナを2位に導きました。3位には体調不良の中を頑張ったジョシュ・ストラング。4位には堅実に走り、災難てんこ盛りで混乱するレースを過ごしたデビッド・ナイトを上回ったネイザン・ケニー。5位にナイト。6位にムリンズ。7位にジェイソン・レインズ(ヤマハ)。8位にジミー・ジャレット(スズキ)。9位にギャレット・エドミステン(カワサキ)。10位にブライアン・ガラハン(ヤマハ)。


XC2
「カリブ・ラッセルのプロ初優勝」
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カリブ・ラッセル(KTM)は、ハイスクール卒業直後のレースで記念すべきプロ初優勝を遂げました。ラッセルはダスティン・ギブソン(ヤマハ)とアンドリュー・マチュセク(カワサキ)と対決しました。

優勝のカリブ・ラッセル談
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「レースの最初、僕はアンドリューとスムーズにレースを進めていました。アグレッシブ過ぎることはありませんでした。前に居るライダーに対して40秒遅れであることを知っていました。そして次のラップにも40秒差というサインが出ました。その次のラップ。チームは僕に「いけーっ!!」と声援を送っていました。ですので僕は集中してダスティンを追尾しに行きました。私にとっての大きな変化はメンタルです。トレーナーのスティーブ・ハッチ氏が私に指導してくれています。」

まぁ、実は最初に前に40秒遅れとサインがあった時は3位でした(3ラップ目)。そして次のラップのサインがあった時は同じくらいの42秒でした。何だ変化してないじゃないか?と言う無かれ、実は2位走行中だったジョシュ・ワイゼンフェルズ(ヤマハ)がトラブルで後退していました。ラッセルは4ラップ目を2位で終えていました。つまり2回目の40秒差のサインはトップのギブソンに対する差でした。

一貫した走りで2位のダスティン・ギブソン談
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「僕はこれは仕方が無いと感じました。ロレッタで足に怪我をして以来、練習をすることが少し困難になっていました。僕は後半疲れていました。カリブに勝利を譲らなければなりませんでした。彼はトップ奪い取るために迫ってきました。それから僕はポイントについて考えを巡らせました。サド(デュバル)とジョシュ(ワイゼンフェルズ)は途中で争いから後退していました。ですので得られるポイントの重みは大きい。次に、ラップの半分に到達するところまで待ってスローダウンしました。」

5ラップ目にカリブ・ラッセルがトップに立って帰ってきました。

足の怪我から久しぶりに表彰台に戻ったアンドリュー・マチュセク談
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「私はいいスタートを決めました。私たちは互いに2、3人のグループでウッズに突入していったと思います。私はその中で自分の走りをつかんでいかなければなりませんでした。本来いる筈のサドについては私は目撃していません。そして、その後に横を走るシングルトレールにジョシュがいるのを見ました。その時点で私は一時レースをリードしていました。しかし、私は何度か右側にバランスを崩してしまいました。怪我を負った右足首はまだ少し弱点です。タイトなシングルトレールを潜り抜けていくところで、私は小さなミスを重ね始めました。あるラップでは3回も転倒していました。」

マチュセクは第2ラップを1位で終えています。タイトで斜度のついた滑りやすいトレール。根っこやら岩でバランス崩したり、どーんとリアが横にぶっ飛ばされることもよくあります。不意のバランス変化に対して堪えるだけの状態には戻っていないことがわかります。マチュセクは中盤過ぎから次第に遅れ始め、4位に落ちます。ワイゼンフェルズの後退によって3位に上がりますが、最終的にトップとの差は3分40秒になりました。


GNCCノートから
事前に雨が少しコースを湿らせることが期待されていました。土曜日の予報では雨の予報。しかし、それは外れました。コースコンディションは乾燥し、硬い土になりました。ダストが舞いました。未使用だったエリアの低速のシングルトレールが使われ、この日のイベントを助けました。

サマーブレーク前に大量リードの計画が
デビッド・ナイトはまたも表彰台を逃しました。彼はサマーブレークを前にGNCCに集中してポイントを拡げることを考えていましたが…。そのためにエルツブルクもキャンセルしました。その甲斐もありませんでした。

デビッド・ナイト談
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(WECウェールズやエンデューロクロスに出る余裕を作れるか?)
「私を見舞ったすべての物事を考えれば、5位という結果に全く失望はしていません。頭を打ちつけた時でさえまだ勝てると思っていました。しかし、レースの終盤に転倒したことで、その望みは断たれました。それについては残念ですが、レースとはそのような事態はままあることです。まだ良いポイントリードを保っていますし、最悪の結果ではありませんでした。」

ホールショット賞はXC1がチャーリー・ムリンズ。XC2がダスティン・ギブソンでした。

カリブ・ラッセルのチームメイトのコリー・バットリック(KTM)は、またもやアマチュアトップの結果でした。総合12位で4ストAライツで優勝。

午前のレースではロドニー・スミス教官が走っていました。彼はスポーツマン+36で走りました。

さらにはまたスコット・サマーズが午後のベテランで走っていました。マシンをテストするという目的もあってか、ほぼ毎回のごとく走っています。見たところバカでかいアルミタンクは無くなったようですが。

「アメリカ人最上位」という形容がふさわしいのかどうかですが、それはネイザン・ケニーの4位でした。今回の表彰台は完全に海外勢で埋まるという国際的なものになりました。といってもDown Under勢(AUSとNZ)で独占されています。その他にもGNCCには北アイルランドのクロッカードや南アフリカのマホーニーなど、国際的な参加があります。日本のトップライダーがXC1の舞台で戦う日も来るかもしれません。

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(スコット・サマーズ)
ハスクバーナは1988以来の表彰台ということです。カーニーはチームへの感謝を述べます。そして、彼はスコット・サマーズの頭を真っ赤に染めなければと言いました。カーニーとクロッカードは意見が一致しました。クロッカードはサマーズを捕まえに行くと言いました。

果して次のヤドキンバリーに現れた時にサマーズの頭は無事で済んでいるでしょうか!?((; ・`д・´)
もしチームで賭けをしている場合は、それは実行しなければならないでしょうね!

ジョシュ・ワイゼンフェルズ(ヤマハ)はGoproカメラを搭載してスタートしていました。ホールショットのギブソンや序盤先頭グループにつけているジャスティン・ウイリアムソン(KTM)を背後から捉えています。そのビデオ

次なる戦いは
次戦は第8戦。6/22のヤドキンバリーです。ここには名物のクリークジャンプと廃屋を通り抜けるシーンがあります。そして、きつい轍のウッズ走行で知られます。例年は後期に行われますが、今年はサマーブレークの前に行われます。昨年はバリー・ホークの鼻に飛んできた岩が直撃。大量の鼻血で血まみれになりながらも走り続けたというのが印象に残っています。この時のナイトのレース内容は、エンデューロクロスに無理に参戦したツケを支払う形となり、かなり悪いものでした。

次回から2戦にカート・キャッセリがスポット参戦してくる予定です。今年は参加資格がありますのでXC1です。シーズンイン前には「GNCCのタイトル争いを邪魔をするようなことはしたくない。自分のタイトルを大事にしたい。」と語っていましたが、先のWORCSでアレルギー疾患が原因で体調を崩し、かなり情勢は不利になりました。そこで彼は立て直しのために何かアクションを起こそうとしたのかもしれません。モチベーションの起爆剤。腕上がりの手術を受け、さらにGNCCへのスポット参戦も語りました。どこまでの戦いぶりを見せるのか期待したいところです。

Fulfilling his promise,Summers will enter the eighth round of the GNCC series as a redhead!
ライダーのどちらかが最初にXC1表彰台に立ったならばと、サマーズはレースで約束を公にしていました。よって次の第8戦には頭を真っ赤にして現れるでしょう。チームとライダーの良い仕事!

今回のリザルトメモ(ゴミ)
XC1
1 ポール・ウィブリー SUZ 6 02:49:38
2 グレン・カーニー HSQ 6 02:50:25
3 ジョシュ・ストラング SUZ 6 02:50:50
4 ネイザン・ケニー KTM 6 02:51:28
5 デビッド・ナイト KTM 6 02:51:43
6 チャーリー・ムリンズ SUZ 6 02:52:08
7 ジェイソン・レインズ YAM 6 02:52:57
8 ジミー・ジャレット SUZ 6 02:54:12
9 ギャレット・エドミステン KAW 6 02:59:03
10 ブライアン・ガラハン YAM 6 02:59:35
11 ジェシー・ロビンソン KAW 6 03:00:10
12 ゴードン・クロッカード HSQ 6 03:07:07

XC1ポイントランキング
1 デビッド・ナイト KTM 175
2 ポール・ウィブリー スズキ 148
3 ジョシュ・ストラング スズキ 129
4 チャーリー・ムリンズ スズキ 121
5 ジミー・ジャレット スズキ 115
6 ネイザン・ケニー KTM 114
7 グレン・カーニー HSQ 94
8 ジェイソン・レインズ ヤマハ 93
9 ギャレット・エドミステン カワサキ 83
10 ジェシー・ロビンソン カワサキ 73

XC2
1 カリブ・ラッセル KTM 6 02:57:00
2 ダスティン・ギブソン ヤマハ 6 02:58:02
3 アンドリュー・マチュセク カワサキ 6 03:01:42
4 スコット・ワトキンス ヤマハ 6 03:03:11
5 ブライアン・ローソン ヤマハ 6 03:06:40
6 エリック・ベイリー KTM 6 03:07:45
7 ジャスティン・ウイリアムソン KTM 6 03:11:11

13 ジョシュ・ワイゼンフェルズ ヤマハ 5 02:57:13
15 サド・デュバル ヤマハ 1 00:32:24

XC2ポイントランキング
1 サド・デュバル ヤマハ 181
2 ダスティン・ギブソン ヤマハ 151
3 カリブ・ラッセル KTM 128
4 ジョシュ・ワイゼンフェルズ ヤマハ 127
5 アンドリュー・マチュセク カワサキ 94
6 ブライアン・ローソン ヤマハ 85
7 ジャスティン・ウイリアムソン 77
8 ジョン・バーバー KTM 76
9 エリック・ベイリー KTM 68
10 スコット・ワトキンス カワサキ 61
[2008.06.05(Thu) 14:09] GNCCレーシング | Trackback(-) | Comment(-)
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