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2008年06月15日 ()
ポーランドDAY1 WEC公式

例によって適当に

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レース進行メモ
BABOONS(写真あり)
scigacz.pl(写真あり)

「とにかく砂!ダストとハイスピードのDAY1」
WEC POLSKI200842
(少しお湿りが欲しいくらいでした)
エンデューロでは一般的に雨とは怖れる対象です。しかし、このポーランドGPに関しては、正直少し雨が降ることが望まれました。なぜならば、この土地がサンドを主体とするものだったからです。金曜の時点ではにわか雨があり、サンドを少し濡らし締め固めました。レースデーの開始まではダストが舞うことのない良い状況を示しました。そう始まるまでは。

さて、2008年の4番目のWEC。GP「ポーランド」。先に述べたように、この地のトラックはソフトなサンドを主体とする傾向です。年初のプレビューに書いてありましたが、この地はサンドの経験が豊富なフィンランドやスカンジナビア系を中心とするライダーにとって有利と見られています。しかし、このDAY1では、「適しているのはそれらの出身のライダーだけではないぞ!」ということを他の地域のライダーがアピールしました。特に南ヨーロッパ。特にフランス!!DAY1の4つのカテゴリーの勝者は、E1がイヴァン・セルバンテス(SPA/KTM)、E2がユハ・サルミネン(FIN/KTM)、E3がセバスチャン・ギヨーム(FRA/HVA)、EJがマーク・ブルジョア(FRA/HVA)でした。

E1クラス「本命を打ち倒す」
WEC POLSKI200801
(イヴァン・セルバンテス)
エンデューロ界きってのサンドスペシャリスト、ミカ・アオラ(FIN/HM)が優勝候補に挙げられていましたが、スペインのイヴァン・セルバンテス(SPA/KTM)は、アオラに対して最終的に15秒という余裕のリードをもってレースを支配。見る者に驚きをもたらしました。表彰台の最後の1角を巡っての争いは、マーク・ジャーマン(FRA/YAM)、シモーネ・アルベルゴーニ(ITA/YAM)、クリストバル・ゲレーロ(SPA/YAM)の間で争われました。しかし、この中でゲレーロは変速部に問題を発生させました。これによって争いから脱落しました。そして、最終的にはジャーマンがアルベルゴーニに対して19秒のリードをとって3位になりました。ジャーマンにとっては、これが今シーズン初めての表彰台となります。
WEC POLSKI200805
母国ポーランドGPで怪我より復帰のバルトス・オブルッキ(POL/HVA)でしたが、クランクケース破損のためにレースから退くことを余儀なくされました(´・ω・`)ショボーン

暫定結果DAY1
E1クラス
1.#25イヴァン・セルバンテス(SPA/KTM) 1:19:58.50
2.#20ミカ・アオラ(FIN/HM) 1:20:13.91 +15.41
3.#03マーク・ジャーマン(FRA/YAM) 1:21:08.11
4.#02シモーネ・アルベルゴーニ(ITA/YAM) 1:21:27.59
5.#04クリストバル・ゲレーロ(SPA/YAM) 1:22:22.80
6.#07マウリツィオ・ミケルツ(ITA/YAM) 1:23:16.12
7.#34トム・セイガー(GBR/KTM) 1:23:51.58
8.#18ジョーダン・カルバレ(FRA/SUZ) 1:24:40.69
9.#08マイク・ハルトマン(GER/KTM) 1:24:59.87
10.#80ルカ・ケルビーニ(ITA/TM) 1:25:36.56

E2クラス「勝つ以外に道は無い」
WEC POLSKI200820
もう勝つしかないサルミネンとポイントリーダーオベールのデュエルが期待されました。ところが最初のST2のエクストリーム1。ジョニー・オベール(FRA/YAM)は大きなロスをします。ここでサルミネンに対して22秒もの差をつけられてしまいました。これはもう最初から決定的なものとなりました。サルミネンをただ勝利に向けて突っ走らせることになりました。メトロノームのような規則性でサルミネンはレースを進行させました。そして最終的には1分を超えるリードをオベールにつけました。サルミネンはスペインでの悪夢に対してリベンジを成し遂げました。(でもオベールはしっかり2位)

ユハ・サルミネン談話
「長くてハードなレースだったけれども、よい1日でしたね。今日のレースにあたっては、準備段階で何も変わったことはしていませんよ。それは単純なことです。もうチャンピオンシップで私が選択できる他の道はありません。ポイントスタンディングで上に上がるために必ず勝たなければなりません。」

WEC POLSKI200835
(ベロメッティ)
これら最前列で踊るデュエットの後ろでは、アレッサンドロ・ベロメッティ(ITA/KTM)が競争を勝ち抜いて表彰台の3番目の位置を得ました。
DSC05161.jpg
(タンはエクストリームでミスを繰り返しました)
ロドリグ・タン(FRA/TM)は惜しくも争いに敗れて4位。エクストリームでミスしてクロスで取り返すという展開になってしまいました。
WEC POLSKI200825
(またも不幸が訪れたメオ)
天国と地獄。アントワン・メオ(FRA/HVA)は、その両方を前のイベリア半島の戦いで味わいました。ポルトガルの時はマシントラブル。すると翌週のスペインでは両日表彰台。今回は地獄の方が再びやってきました。午前中に点火系のトラブルでリタイアすることになりました。
WEC POLSKI200826
(診断結果が気になります)
さらに別の大きな不運がヤーリ・マッティラ(FIN/HM)に襲い掛かりました。彼はエンデューロテストで転倒し、骨折をしたと記されています。リザルトから消えるまでは結構頑張ってたんですけど…。

暫定結果DAY1
E2クラス
1.#19ユハ・サルミネン(FIN/KTM) 1:19:25.50
2.#03ジョニー・オベール(FRA/YAM) 1:20:27.33
3.#99アレッサンドロ・ベロメッティ(ITA/KTM) 1:22:59.11
4.#12ロドリグ・タン(FRA/TM) 1:22:59.71
5.#17シモ・キルシ(FIN/BMW) 1:23:11.36
6.#38アーロン・ベルナルデス(SPA/HVA) 1:23:38.52
7.#09バルテリ・サロネン(FIN/HSB) 1:23:02.11
8.#69ヨアキム・ユングレン(SWE/HSB) 1:24:10.10
9.#07ファブリツィオ・ディニ(ITA/YAM) 1:24:34.65
10.#52ハンス・フォーゲルス(NED/KTM) 1:25:00.88

E3クラス「2スト回帰で取り戻した輝き」
WEC POLSKI200832
(イキイキとしはじめたギヨーム)
セバスチャン・ギヨーム(FRA/HVA)の2ストロークへの復帰。まさにそれは彼にとって再生と同意です。彼は最初のテストから素晴らしい滑り出しを見せました(最初のテストは2位で次のクロスでトップ浮上)。ステファン・メリマン(AUS/APR)やサムリ・アロ(FIN/KTM)の激しいラッシュ攻勢を受けても彼は全く怯まず、ハスクバーナに強く鞭を入れ続けました。そして、ギヨームは今シーズン初勝利を手にしました。

セバスチャン・ギヨーム談話
ceremonyE3DAY1.jpg
(それぞれが大成功を収めたE3のトップ3)
「スペインとポルトガルの後にその決断を下すことは、内心難しいことだったと認めざるを得ません。チームマネージャーのファブリツィオ・アツァリンと相談して、昨年まで乗っていた2ストロークに戻る事を決めました。私がこのポーランドに高いモチベーションをもってやって来れたのは確かです。私にとってのチャンピオンシップは今日この日の勝利から始まります。今日は終始レースをリードすることができました。アロからのプレッシャーにも太刀打ちできました。これについてはハッピーです。」

WEC POLSKI200831
(ついこの間マシンに戻ったばかり)
このクラスの「ボス」サムリ・アロは、加工作業中に左手中指に深い傷(BABOONSの写真)を負いました。怪我から復帰の本戦では、彼はステファン・メリマン(AUS/APR)と2位の座を巡って争いました。一時はメリマンが上になる場面もありましたが、最終的になんとか6秒のリードをとって2位を確保しました。
DSC05219.jpg
好調なメリマンは今シーズン初の表彰台を獲得。
WEC POLSKI200828
4位にはマルコ・タルカラ(FIN/KTM)。
WEC POLSKI200830
5位にはクリストフ・ナムボータン(FRA/GAS)と続きました。今回タルカラとナムボータンは脇役になっていました。

暫定結果DAY1
E3クラス
1.#03セバスチャン・ギヨーム(FRA/HVA) 1:21:49.59
2.#99サムリ・アロ(FIN/KTM)  1:21:58.82
3.#24ステファン・メリマン(AUS/APR) 1:22:05.01
4.#02マルコ・タルカラ(FIN/KTM) 1:22:31.88
5.#19クリストフ・ナムボータン(FRA/GAS) 1:22:36.80
6.#08マーカス・ケーア(GER/KTM) 1:23:33.98
7.#05アレッサンドロ・ボッツーリ(ITA/HM) 1:24:52.71
8.#81シャビ・ガリンドー(SPA/KTM) 1:25:31.15
9.#04ビヨン・カールソン(SWE/HSB) 1:26:13.67
10.#55アントワン・ルテリエ(FRA/APR) 1:26:44.57
13.#07アンダース・エリクソン(SWE/BMW) 1:27:04.76

EJクラス
2スト125という小さな排気量のハスクバーナ。パワーをロスしやすいサンド相手にもかかわらず、マーク・ブルジョア(FRA/HVA)はこのラウンドで再びジュニアカテゴリーの勝利を手にします。いつもならば、このブルジョアと争うのはトーマス・オルドラティ(ITA/KTM)と相場が決まっていますが、今回は異なりました。開幕戦のスウェーデンを支配したロニ・ニカンデル(FIN/KTM)が参戦してきました。フィンランドの民は雪のスペシャリストで、かつサンドのスペシャリストでもあります。そして、ブルジョアとオルドラティの間に割って入りました。この戦いの前、ブルジョアとオルドラティは同ポイントで並んでいましたが、オルドラティが3位に終わったことにより、2位で終わるよりも多くのポイント差をブルジョアに許してしまうことになりました。

nikander_POR0211.jpg
(なんとかマシンを貸与してもらってスタートできました。もし本来の自分のマシンであったならばと悔やまれます)
ニカンデルは盗難事件に遭ったことがニュースであり、BABOONSの事前レポではアシスタンスに回るとも書かれていました。しかし、なんとか出走しています。そのあたりのドラマについてはまだわかりません。


BABOONS記事によると
E1
セルバンテスはクロスで転倒がありながら勝ちました。アオラは2回転倒とあります。

E2
KIRRSIDSC00697.jpg
シモ・キルシ(FIN/BMW)は5位とさらに高い順位を達成しました。特にエクストリームテストで良く、他でも常時トップ10にありました。さらに経験を得て成長するか。

E3
1-Aro_Samuli_Hand_verletzte115308061.jpg
(BABOONSの記事。アロの痛々しい指…。)
サムリ・アロは実際まだ指が痛みます。日曜にマシンに戻ったばかりで30分乗りました。火曜日に1時間乗りました。たったそれだけです。今回はまさに自分との戦いを覚悟してやって来ました。トップ5が目標であったのですから、2位という結果は大成功でしょう。むしろ驚き。
ステファン・メリマンはエクストリームで特に顕著な成績を残します。そしてツインシリンダーを3位へ導きました。優れた乗馬制御(直)。クロスやエンデューロでも速かったです。
WEC POLSKI200836
(エンデューロテストの森の中もサンド)
マーカス・ケーア(GER/KTM)はエクストリームテストで優れた結果を残しています。ただ、今回上との差をかなりつけられてしまっています。

ENDURO SPECIAL
エクストリームテストはサンドの広いオープンスペースに人工のセクションを設置したものでした。サンドからの丸太越えは単純に見えて困難です。アオラもその犠牲者。ブーンしたらしいです。ブーン。人間が。

WEC POLSKI200813
アレッサンドロ・ザニ(ITA/HM)の例。ホイールベースギリギリに丸太を設置。これが前輪つっかえるような正味ステアだったら泣く。
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アーロン・ベルナルデス(SPA/HVA)は今回6位を得ました。
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エリクソンはどうしたことか。
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ここは#12タンが転倒していた写真のところかも。オベール。
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間のカットはありません。残念。
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カールソンも09になりました。
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WEC POLSKI200840
WEC POLSKI200841
ビータ・ククリク(CZE/KTM)。次にすぐターンがあります。私なら恐ろしくてもっと手前で減速します。

BMWは目だったトラブルも無くなって来ましたし、実績も出始めています。今のタイトルクラスライダーが乗ればもしかしたら…。どこまでBMWが本気なのかですが…。

ポーランドの今回の会場は、ヨーロッパ選手権でも使われた場所です。走った経験のあるライダーたちの活躍が期待されました。たとえばイギリスのサイモン・ウェイクリーやダリル・ボルター。オランダですとハンス・フォーゲルスやアメル・アドポカートやエルヴィン・プレッケンポルなど。サンドということでオランダ勢に期待しましたけど。なかなかそうはうまくいきません。WECトップランカーは速い。HMザナルドのプレッケンポルは、レース前にスポンサーからサポートで送られてくるはずのブーツがチームに届いていませんでした。

世界きってのサンドスペシャリストと言うと、恐らくそれはステファン・エバーツということになるでしょう。無難なとこでしょうか。デビッドはウェストンでエバーツに勝ったぞ!と英国人は言うでしょうが(笑)
[2008.06.15(Sun) 08:40] WEC世界選手権エンデューロ | Trackback(-) | Comment(-)
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08ISDE GREECE(9/1-6)

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