6/22GNCC第8
2008年06月23日 (月)
第一報とナイターレポートなどから適当に読み
種別:GNCCレーシング
開催日:2008/6/22
イベント名:第8戦「Elka Yadkin Valley Stomp」
開催地:ノースカロライナ州、ヤドキンビル、Welborn Family Farm
公式、プレビューとレース進行時メモ、GNCCリザルトページ、フォトレポート
期待された雨も降らず

(母艦から出撃を待つスズキのスコードロン)
会場周辺にはこの週間雨が降りませんでした。この日のライダーたちに立ちふさがった大きな問題はダストでした。それはペースの落ちるタイトな深い森の中ではまだましでしたが、オープンフィールドは視界がかなり悪くなりました。
ジョシュ・ストラングのXC1初優勝

(ついについに待望の勝利です)
ヤドキンビル(ノーカロライナ)で開催されたGNCC第8戦「Elka・ヤドキンバリー・ストンプ」において、ジョシュ・ストラング(FMFスズキ)は後方よりトップに立ち、ついに優勝という高い壁を越えました。チームメイトのチャーリー・ムリンズとデビッド・ナイト(レッドブルKTM)を従えて表彰台の頂点に立ったストラングは感無量の様子でした。
勝利の後、感情が溢れ出す20歳のジョシュ・ストラング談話

「母と父、故郷の人々。彼らは今日ここにいる僕のために多大な犠牲を払いました。僕は彼らがこの今日の勝利の場に居られたなら…と思いました。今日のこの日はそれくらい大きな感動です。」

(#8ストラングはオープニングで出遅れていました)
ストラングはここ4戦で2位3回。そして3位1回という高い水準にありました。今回のレースで初の勝利を挙げましたが、それは悪かった序盤のポジションを克服してのものでした。ダスティーでタイトで知られるこのラウンドで、後方から前に追い上げることは非常に困難であると思われていました。
レース展開(完全チョンボしました)

(ホールショットのムリンズ。ナイトはそれに迫る好スタートでしたが)
レースのスタートはムリンズのホールショットから始まりました。ムリンズはそこから逃げを打とうとしました。しかし、偶然にもナイトはコース上のセクションを外れて通過したことでトップに浮上してしまいました。GNCCのスタッフは、ナイトに対して次のラップにそのセクションを再び走るように要求したとあります。これでナイトは一気にクラス4位へ脱落したと。しかし、後にナイトのトラブルはそれだけではなかったことが分かります。ムリンズは再びトップに戻りました。その一方、ストラングは後方7位からチャージをし続けて2位にまで浮上してきました。そして、ムリンズはウォーターセクションの縁でクラッシュしました。ストラングがムリンズを抜き去りました。
ここしばらく苦労の続いたチャーリー・ムリンズ談話

(ムリンズは昨年優勝したこの地でフロントに帰ってきました)

「僕は勝ちたかったです。ジョシュが追いついて来るだろうとわかっていました。僕はウォーターセクションで何かを拾いました。そしてぶっ飛びました。放り出された後に気づくと、マシンは遠くに離れていました。僕はというと完全に水の中。」
そこへ差し掛かったジョシュ・ストラング談

「そんなところでチャーリーに追いついて抜いたことは恥ずかしいです。しかし、レースでは皆誰もが不運がやってくる時があると思います。僕はモトクロスタイプの大きなパンプがあるボトムセクションをうまくまとめるとができました。そこで快適に乗れていました。」
ナイトに関して(修正と追加あり)

奇妙な日でした。ですがそれでも3位に上げて終わることができてまったくハッピーでした。GNCCレポートによれば、ナイトはオープニングラップのあるセクションで走るべきところを外れたことでトップをリードしてしまったとあります。それによって次のラップでその部分を繰り返して通過するように要求されました。
さらにはナイトのレポートによれば、スタートフラッグが振られる前にエンジンを始動してしまったことにより、ペナルティーを受けていました。レース途中で30秒停止することを求められました。そこから追い上げるのはダストも加わって困難で危険でした。優勝はできませんでしたが、表彰台を確保しました。
KTMレポート
偶然にもあまりに早くスタートボタンに触ってしまいました。(彼自身は1度カットしたとありますが)フライングスタートとみなされました。さらにその後ナイトは間違ったトレイルを進んだことから別のペナルティを受けることになります。ペナルティに気づいてそれを受けるまでは先頭を走っていました。ラップ2に入ったところで30秒の停止をさせられました。
XC1のオープニング経過

ナイトならばこのくらい差をつけても普通と思いましたが。ショートカットの影響はどの程度か。そして。
XC2の第2ラップ経過

トップはペースを上げる一方、ナイトは一気にタイムがどっと増えています。この理由が解せなかったのですが、セクションのリ・ランとさらにスタート時のペナルティで30秒の停止が求められていたんですね。
デビッド・ナイト談話

(ダスティでタフなレースを物語る)
「3位は私が望んだ結果ではありませんが、今回のレースでのことを考えれば、それはあまり悪くありません。ライディングの面では満足しています。物事の流れが私の方向には全く向かなかったと推測します。私はいいスタートをしました。しかし、フラッグが落ちる前にエンジンを始動したため、私は第1ラップの終わりにペナルティを受けることになりました。その時に私は掛かってしまったエンジンを止め、そしてフラッグが振られてから再び始動しました。しかし、ペナルティを受けることになりました。30秒間の停止の間私に為す術は無く、後続に抜かれるのをただ見るだけでした。それは辛いものでした。」
「最初のラップはいい感じでした。しかし、ペナルティ停止で順位を落とした後はダストが問題でした。その中でかなりタイトなウッズを抜けてタイムを詰めていくのは困難でした。私はもっと攻めることができたように思いますが、またミスを犯す危険性も高いものでした。前の2レースで表彰台から遠ざかってたので、3位で終わることはまったく良い結果です。私はまだチャンピオンシップで良いリードを持っています。したがって、概して今回のレースは私にとって悪いレースではありませんでした。」
その後方
ここ2戦で連勝していたポール・ウィブリー(FMFスズキ)は4位。この日はツキがありませんでした。走ってる写真が無かった件。
自身のレポートによると、第2ラップにマッドホール地点のわだちでスタックする不幸がありました。さらに3ラップ目のガスチャージのピットイン。タンクの側のフィラーに問題がありました。チャージに時間を要しました。そしてピットアウトしたのですが、フィラーの方からガスが漏れてくるのを感じました。給油中にこぼれたガスと思ったら違いました。それは走行中に暴れて外れそうになっていました。ウィブリーは指でそれを度々押さえつけることになりました。ガソリンまみれになりました。手はもちろんのことモトパンも。シートも滑りやすくなりました。ニーブレースまで下にずり落ち始めました。そして、マシン自体も調子が悪くなってきました。漏れたガソリンがエアボックスの方まで行き、フィルターにも掛かっていたと思います。音も変になりストールしました。再始動に時間を要しました。結局ピットインをして対策をする必要に迫られました。そんな大変なことになってなっていたんですね(´・ω・`)…それで4位とか凄い。

グレン・カーニー(ハスクバーナ)はトップ5で終了しました。

6位にネイザン・ケニー(レッドブルKTM)。彼は一時クラッシュで順位を落としての挽回。かなり大きなクラッシュだったそうで、結果は期待したものではありませんでしたが、怪我も無くレースを終えることが出来、またランキングも上げることができてラッキーだったと語っています。

7位にジェイソン・レインズ(AM-Proヤマハ)。

8位にギャレット・エドミステン(カワサキ)。

9位にジミー・ジャレット(FMFスズキ)。

そしてカート・キャッセリ(レッドブルKTM)は10位でした。
WORCSチャンピオンのカート・キャッセリ談話

(マシンのマッチングかコンディションへの慣れか)
「私はたくさんのクラッシュをしてしまいました。遅かったですし最悪でした。」
とレースの後に冗談を言いました。
カート・キャッセリについて
07のキャッセリは、サンドのフロリダ、粘性の土のジョージアでXC2に参加して2連勝しました。XC2でありながら、総合で5位と4位に食い込む成績。ですので今回のXC1参加は期待を持ちました。しかし、今回はタイトウッズの傾向が強く、そしてダスティーなノースカロライナでした。そこで事前に報じられたマシン選択の意外。彼は4ストローク450を使用したのです。私はこの傾向の場合、2スト250を選択するのではないかと予想していました。それはWORCSのワシントンのように。またISDEでの時(E3の300ですが)のように。彼にとっては2ストの方がこのような場所にフィットするのではないかと考えました。このマシン選択は本人の希望か、それともチームの方針か。それは定かではありません。オープニングは後方で通過。時折上をうかがうような動きもありましたが、最終的にはクラス10位で終えました。ちょっと拍子抜けな結果でした。
マッチングや準備の不足などが考えられます。さらにスタートで良い位置を取れなかったことも原因でしょう。ダストまみれで視界も遮られ、前に行こうとすればリスクを負います。優勝したストラングも出遅れた1人でしたが、すぐ前に出ることができた理由にダストが立ちにくいクリークセクション付近でのスピードを挙げています。こうした事もセットアップが狙ったところで決まっていなければ難しいでしょう。
カート・キャッセリ談話
「私はGNCCのレースをとても楽しみました。しかし、私はマシンのセットアップと耐久性に取り組む必要があります。私は先週はWORCSのマシン(先週は4スト450)に乗っていましたので、今回のセットアップのバイクと格闘することになっていました。ですので最後の2ラップで疲労が出てしまいました。次のラウンドは私にとってはるかにフィットするであろうと思われる2スト250XCで走りますので楽しみにしています。」
ジェシー・ロビンソン(カワサキ)は事前に負傷のニュースがあり、今回欠場の模様。ホークについてはメモにあった通り。
XC2
イギリスはウェールズのライダー、ジェイソン・トーマス(KTM)が勝利をもって自分の進歩を成し遂げました。彼は昨年アメリカから帰国し、しばらくは国内のヘアスクランブルやクロスカントリーを走りました。ファーストエディなど。そして今年に入ってGBXCの開幕に走った後、カナダへと渡っていました。その時のENDURONEWSには、カナダの自然に魅せられ、この地で走りたいと思ったとありました。そしてカナダ国内のシリーズを走り好結果を出していました。最近のニュースでは、アメリカのビザを取得し、今後2年のレース活動が可能になったとありました。そして今回のGNCCに戻ってきました。
ジェイソン・トーマス談話

(北米でのレースを望んで再び戻ってきました)
「私は過去11ヶ月の間、ビザを取得するまでアメリカから離れていました。私がその間してきたことは、この場所に戻りレースをするための準備でした。ですが私にはスポンサーが居ません。ビザを取得するためにお金を使いました。ですので私はサポートを得ることを希望しています。」

ジェイソン・トーマスはBadBoysのスポンサードを受けるチームのピットを間借りする形での参戦でした。リッキー・メアー氏が助けてくれました。トーマスは週末にはカナダに戻るでしょう。モントリオール周辺で行われるケベック州のクロスカントリー第3戦に参加します。レース後間もなくのこと、トーマスは何人かのチームマネージャーと立ち話をしていました。サマーブレークの期間によい体制が得られるといいですね。

XC2の2位はジャスティン・ウィリアムソン(レッドブルKTM)。今年初めての表彰台。上位へと戻ってきました。序盤から先頭グループに位置し、そのままずっとトップ争いを展開しました。
ジャスティン・ウイリアムソン談話

「私はよく乗れるようにと努力をしています。以前のスタイルを取り戻しました。私はジェイソンからトップを奪いましたが、その後にクリークでクラッシュしてしまい、彼にトップ明け渡すことになりました。しかし、2位で終わることができました。損失は少なくて済みました。」
3位のダスティン・ギブソン(モンスター・アンドリュース・ヤマハ)談話

「私はこの場に立てるとは思いませんでした。私のライディングはまったくよくありませんでした。とてもきつくて、本当に命がけでビクビクしながら走っていました。そこからこの順位に戻すことができるとはとても信じられませんでした。」

(ダストとタイトウッズでの追い上げはリスキーだったかも)
何度か激しいクラッシュを喫してしまったのがポイントリーダーのサド・デュバル(AM-Proヤマハ)でした。4位に終わりました。
スコット・ワトキンス(モンスターエナジー・カワサキ)が5位。写真はありません。

(カリブ連勝とも思われましたが)
序盤トップに居たのはカリブ・ラッセル(KTM)でした。一気に後退しましたが、6位に戻してゴールしました。クラッシュしたかも。
以下エリック・ベイリー、ブライアン・ローソン、ケビン・コーン、デビッド・スナイダーのトップ10。
リザルト
XC1結果
1 008 ジョシュ・ストラング SUZ 02:48:00
2 003 チャーリー・ムリンズ SUZ 6 02:49:17
3 001 デビッド・ナイト KTM 02:49:48
4 006 ポール・ウィブリー SUZ 02:51:56
5 007 グレン・カーニー HSQ 02:52:43
6 116 ネイザン・ケニー KTM 02:54:08
7 100 ジェイソン・レインズ YAM 02:55:13
8 005 ギャレット・エドミステン KAW 02:56:54
9 004 ジミー・ジャレット 02:57:12
10 019 カート・キャッセリ KTM 02:57:55
11 401 ローレンス・マホーニー KTM 03:02:36
12 104 ゴードン・クロッカード HSQ 01:04:42 2LAP消化
13 013 ヒース・ボス HSQ 00:29:42 1LAP消化
14 5000 ジョシュ・マクリビー YAM 00:30:32 1LAP消化
XC2結果
1 321 ジェイソン・トーマス KTM 02:56:39
2 009 ジャスティン・ウィリアムソン KTM 6 02:56:47
3 016 ダスティン・ギブソン YAM 02:58:52
4 012 サド・デュバル YAM 03:00:24
5 014 スコット・ワトキンス KAW 6 03:02:29
6 023 カリブ・ラッセル KTM 03:05:53
XC1ポイントランキング
1 KTM 001 デビッド・ナイト 196
2 SUZ 006 ポール・ウィブリー 166
3 SUZ 008 ジョシュ・ストラング 159
4 SUZ 003 チャーリー・ムリンズ 146
5 KTM 116 ネイザン・ケニー 129
6 SUZ 004 ジミー・ジャレット 127
XC2ポイントランキング
1 YAM 012 サド・デュバル 199
2 YAM 016 ダスティン・ギブソン 172
3 KTM 023 カリブ・ラッセル 143
4 YAM 017 ジョシュ・ワイゼンフェルズ 134
5 KTM 009 ジャスティン・ウイリアムソン 102
6 KAW 042 アンドリュー・マチュセク 102

(名物のハウスを抜けるストラング)

(ストラングおめでとう。これからです)

4ストAライツのコリー・バットリック(KTM)はまたもアマチュアの最上位でした。
肝心のところを根本的に読み違えてた(コースを外れた件)のはまずいですね。お詫びいたします。
タイトウッズとダスト。視界が遮られやすい危険なラウンド。出遅れたライダーや下位から追い上げることになったライダーには転倒が相次ぎました。
XC1では久しぶりに2ストロークが表彰台に立ちました。ムリンズは最初から前に居たことで優位に展開していました。今回のタイプとコンディションでは、4ストローク450と2ストローク250は拮抗していたと思います。ただ、出遅れたりしたライダーはもうダストのせいで2ストだろうが4ストだろうが困難。ジャレットは出遅れており、上に来ることはできませんでした。
次のラウンドは過去のデータに乏しいラウンドです。GNCCのコース設計はどのようなコースを設定しているでしょうか。読む限りでは、ベースとなるATVトラックに縛られないコースでロックセクションが凄いらしいです。テクニカルセクションとスピードの出るセクションの割合次第ですね。
一般的にはテクニカルなセクションで4スト450は重くパワフル過ぎます。いかに滑らかにパワーを扱うか。フィジカルもより要求されます。タイトな場所やテクニカルな場所を上手くやりぬくことができれば、パワーを生かせる区間でメリットを大きく享受できるでしょう。
2スト250は、駆動の面では4ストに劣るとしてもテクニカルな場所で機敏で軽快です。もちろん、モトクロスマシンベースでもフライホイールや点火面で弄られていますから、低速はより扱いやすくされています。しかし、コースのスピード区間の割合が多い場合は、4ストローク450に対してやや不利になってくるかもしれません。
種別:GNCCレーシング
開催日:2008/6/22
イベント名:第8戦「Elka Yadkin Valley Stomp」
開催地:ノースカロライナ州、ヤドキンビル、Welborn Family Farm
公式、プレビューとレース進行時メモ、GNCCリザルトページ、フォトレポート
期待された雨も降らず

(母艦から出撃を待つスズキのスコードロン)
会場周辺にはこの週間雨が降りませんでした。この日のライダーたちに立ちふさがった大きな問題はダストでした。それはペースの落ちるタイトな深い森の中ではまだましでしたが、オープンフィールドは視界がかなり悪くなりました。
ジョシュ・ストラングのXC1初優勝

(ついについに待望の勝利です)
ヤドキンビル(ノーカロライナ)で開催されたGNCC第8戦「Elka・ヤドキンバリー・ストンプ」において、ジョシュ・ストラング(FMFスズキ)は後方よりトップに立ち、ついに優勝という高い壁を越えました。チームメイトのチャーリー・ムリンズとデビッド・ナイト(レッドブルKTM)を従えて表彰台の頂点に立ったストラングは感無量の様子でした。
勝利の後、感情が溢れ出す20歳のジョシュ・ストラング談話

「母と父、故郷の人々。彼らは今日ここにいる僕のために多大な犠牲を払いました。僕は彼らがこの今日の勝利の場に居られたなら…と思いました。今日のこの日はそれくらい大きな感動です。」

(#8ストラングはオープニングで出遅れていました)
ストラングはここ4戦で2位3回。そして3位1回という高い水準にありました。今回のレースで初の勝利を挙げましたが、それは悪かった序盤のポジションを克服してのものでした。ダスティーでタイトで知られるこのラウンドで、後方から前に追い上げることは非常に困難であると思われていました。
レース展開(完全チョンボしました)

(ホールショットのムリンズ。ナイトはそれに迫る好スタートでしたが)
レースのスタートはムリンズのホールショットから始まりました。ムリンズはそこから逃げを打とうとしました。しかし、偶然にもナイトはコース上のセクションを外れて通過したことでトップに浮上してしまいました。GNCCのスタッフは、ナイトに対して次のラップにそのセクションを再び走るように要求したとあります。これでナイトは一気にクラス4位へ脱落したと。しかし、後にナイトのトラブルはそれだけではなかったことが分かります。ムリンズは再びトップに戻りました。その一方、ストラングは後方7位からチャージをし続けて2位にまで浮上してきました。そして、ムリンズはウォーターセクションの縁でクラッシュしました。ストラングがムリンズを抜き去りました。
ここしばらく苦労の続いたチャーリー・ムリンズ談話

(ムリンズは昨年優勝したこの地でフロントに帰ってきました)

「僕は勝ちたかったです。ジョシュが追いついて来るだろうとわかっていました。僕はウォーターセクションで何かを拾いました。そしてぶっ飛びました。放り出された後に気づくと、マシンは遠くに離れていました。僕はというと完全に水の中。」
そこへ差し掛かったジョシュ・ストラング談

「そんなところでチャーリーに追いついて抜いたことは恥ずかしいです。しかし、レースでは皆誰もが不運がやってくる時があると思います。僕はモトクロスタイプの大きなパンプがあるボトムセクションをうまくまとめるとができました。そこで快適に乗れていました。」
ナイトに関して(修正と追加あり)

奇妙な日でした。ですがそれでも3位に上げて終わることができてまったくハッピーでした。GNCCレポートによれば、ナイトはオープニングラップのあるセクションで走るべきところを外れたことでトップをリードしてしまったとあります。それによって次のラップでその部分を繰り返して通過するように要求されました。
さらにはナイトのレポートによれば、スタートフラッグが振られる前にエンジンを始動してしまったことにより、ペナルティーを受けていました。レース途中で30秒停止することを求められました。そこから追い上げるのはダストも加わって困難で危険でした。優勝はできませんでしたが、表彰台を確保しました。
KTMレポート
偶然にもあまりに早くスタートボタンに触ってしまいました。(彼自身は1度カットしたとありますが)フライングスタートとみなされました。さらにその後ナイトは間違ったトレイルを進んだことから別のペナルティを受けることになります。ペナルティに気づいてそれを受けるまでは先頭を走っていました。ラップ2に入ったところで30秒の停止をさせられました。
XC1のオープニング経過

ナイトならばこのくらい差をつけても普通と思いましたが。ショートカットの影響はどの程度か。そして。
XC2の第2ラップ経過

トップはペースを上げる一方、ナイトは一気にタイムがどっと増えています。この理由が解せなかったのですが、セクションのリ・ランとさらにスタート時のペナルティで30秒の停止が求められていたんですね。
デビッド・ナイト談話

(ダスティでタフなレースを物語る)
「3位は私が望んだ結果ではありませんが、今回のレースでのことを考えれば、それはあまり悪くありません。ライディングの面では満足しています。物事の流れが私の方向には全く向かなかったと推測します。私はいいスタートをしました。しかし、フラッグが落ちる前にエンジンを始動したため、私は第1ラップの終わりにペナルティを受けることになりました。その時に私は掛かってしまったエンジンを止め、そしてフラッグが振られてから再び始動しました。しかし、ペナルティを受けることになりました。30秒間の停止の間私に為す術は無く、後続に抜かれるのをただ見るだけでした。それは辛いものでした。」
「最初のラップはいい感じでした。しかし、ペナルティ停止で順位を落とした後はダストが問題でした。その中でかなりタイトなウッズを抜けてタイムを詰めていくのは困難でした。私はもっと攻めることができたように思いますが、またミスを犯す危険性も高いものでした。前の2レースで表彰台から遠ざかってたので、3位で終わることはまったく良い結果です。私はまだチャンピオンシップで良いリードを持っています。したがって、概して今回のレースは私にとって悪いレースではありませんでした。」
その後方
ここ2戦で連勝していたポール・ウィブリー(FMFスズキ)は4位。この日はツキがありませんでした。走ってる写真が無かった件。
自身のレポートによると、第2ラップにマッドホール地点のわだちでスタックする不幸がありました。さらに3ラップ目のガスチャージのピットイン。タンクの側のフィラーに問題がありました。チャージに時間を要しました。そしてピットアウトしたのですが、フィラーの方からガスが漏れてくるのを感じました。給油中にこぼれたガスと思ったら違いました。それは走行中に暴れて外れそうになっていました。ウィブリーは指でそれを度々押さえつけることになりました。ガソリンまみれになりました。手はもちろんのことモトパンも。シートも滑りやすくなりました。ニーブレースまで下にずり落ち始めました。そして、マシン自体も調子が悪くなってきました。漏れたガソリンがエアボックスの方まで行き、フィルターにも掛かっていたと思います。音も変になりストールしました。再始動に時間を要しました。結局ピットインをして対策をする必要に迫られました。そんな大変なことになってなっていたんですね(´・ω・`)…それで4位とか凄い。

グレン・カーニー(ハスクバーナ)はトップ5で終了しました。

6位にネイザン・ケニー(レッドブルKTM)。彼は一時クラッシュで順位を落としての挽回。かなり大きなクラッシュだったそうで、結果は期待したものではありませんでしたが、怪我も無くレースを終えることが出来、またランキングも上げることができてラッキーだったと語っています。

7位にジェイソン・レインズ(AM-Proヤマハ)。

8位にギャレット・エドミステン(カワサキ)。

9位にジミー・ジャレット(FMFスズキ)。

そしてカート・キャッセリ(レッドブルKTM)は10位でした。
WORCSチャンピオンのカート・キャッセリ談話

(マシンのマッチングかコンディションへの慣れか)
「私はたくさんのクラッシュをしてしまいました。遅かったですし最悪でした。」
とレースの後に冗談を言いました。
カート・キャッセリについて
07のキャッセリは、サンドのフロリダ、粘性の土のジョージアでXC2に参加して2連勝しました。XC2でありながら、総合で5位と4位に食い込む成績。ですので今回のXC1参加は期待を持ちました。しかし、今回はタイトウッズの傾向が強く、そしてダスティーなノースカロライナでした。そこで事前に報じられたマシン選択の意外。彼は4ストローク450を使用したのです。私はこの傾向の場合、2スト250を選択するのではないかと予想していました。それはWORCSのワシントンのように。またISDEでの時(E3の300ですが)のように。彼にとっては2ストの方がこのような場所にフィットするのではないかと考えました。このマシン選択は本人の希望か、それともチームの方針か。それは定かではありません。オープニングは後方で通過。時折上をうかがうような動きもありましたが、最終的にはクラス10位で終えました。ちょっと拍子抜けな結果でした。
マッチングや準備の不足などが考えられます。さらにスタートで良い位置を取れなかったことも原因でしょう。ダストまみれで視界も遮られ、前に行こうとすればリスクを負います。優勝したストラングも出遅れた1人でしたが、すぐ前に出ることができた理由にダストが立ちにくいクリークセクション付近でのスピードを挙げています。こうした事もセットアップが狙ったところで決まっていなければ難しいでしょう。
カート・キャッセリ談話
「私はGNCCのレースをとても楽しみました。しかし、私はマシンのセットアップと耐久性に取り組む必要があります。私は先週はWORCSのマシン(先週は4スト450)に乗っていましたので、今回のセットアップのバイクと格闘することになっていました。ですので最後の2ラップで疲労が出てしまいました。次のラウンドは私にとってはるかにフィットするであろうと思われる2スト250XCで走りますので楽しみにしています。」
ジェシー・ロビンソン(カワサキ)は事前に負傷のニュースがあり、今回欠場の模様。ホークについてはメモにあった通り。
XC2
イギリスはウェールズのライダー、ジェイソン・トーマス(KTM)が勝利をもって自分の進歩を成し遂げました。彼は昨年アメリカから帰国し、しばらくは国内のヘアスクランブルやクロスカントリーを走りました。ファーストエディなど。そして今年に入ってGBXCの開幕に走った後、カナダへと渡っていました。その時のENDURONEWSには、カナダの自然に魅せられ、この地で走りたいと思ったとありました。そしてカナダ国内のシリーズを走り好結果を出していました。最近のニュースでは、アメリカのビザを取得し、今後2年のレース活動が可能になったとありました。そして今回のGNCCに戻ってきました。
ジェイソン・トーマス談話

(北米でのレースを望んで再び戻ってきました)
「私は過去11ヶ月の間、ビザを取得するまでアメリカから離れていました。私がその間してきたことは、この場所に戻りレースをするための準備でした。ですが私にはスポンサーが居ません。ビザを取得するためにお金を使いました。ですので私はサポートを得ることを希望しています。」

ジェイソン・トーマスはBadBoysのスポンサードを受けるチームのピットを間借りする形での参戦でした。リッキー・メアー氏が助けてくれました。トーマスは週末にはカナダに戻るでしょう。モントリオール周辺で行われるケベック州のクロスカントリー第3戦に参加します。レース後間もなくのこと、トーマスは何人かのチームマネージャーと立ち話をしていました。サマーブレークの期間によい体制が得られるといいですね。

XC2の2位はジャスティン・ウィリアムソン(レッドブルKTM)。今年初めての表彰台。上位へと戻ってきました。序盤から先頭グループに位置し、そのままずっとトップ争いを展開しました。
ジャスティン・ウイリアムソン談話

「私はよく乗れるようにと努力をしています。以前のスタイルを取り戻しました。私はジェイソンからトップを奪いましたが、その後にクリークでクラッシュしてしまい、彼にトップ明け渡すことになりました。しかし、2位で終わることができました。損失は少なくて済みました。」
3位のダスティン・ギブソン(モンスター・アンドリュース・ヤマハ)談話

「私はこの場に立てるとは思いませんでした。私のライディングはまったくよくありませんでした。とてもきつくて、本当に命がけでビクビクしながら走っていました。そこからこの順位に戻すことができるとはとても信じられませんでした。」

(ダストとタイトウッズでの追い上げはリスキーだったかも)
何度か激しいクラッシュを喫してしまったのがポイントリーダーのサド・デュバル(AM-Proヤマハ)でした。4位に終わりました。
スコット・ワトキンス(モンスターエナジー・カワサキ)が5位。写真はありません。

(カリブ連勝とも思われましたが)
序盤トップに居たのはカリブ・ラッセル(KTM)でした。一気に後退しましたが、6位に戻してゴールしました。クラッシュしたかも。
以下エリック・ベイリー、ブライアン・ローソン、ケビン・コーン、デビッド・スナイダーのトップ10。
リザルト
XC1結果
1 008 ジョシュ・ストラング SUZ 02:48:00
2 003 チャーリー・ムリンズ SUZ 6 02:49:17
3 001 デビッド・ナイト KTM 02:49:48
4 006 ポール・ウィブリー SUZ 02:51:56
5 007 グレン・カーニー HSQ 02:52:43
6 116 ネイザン・ケニー KTM 02:54:08
7 100 ジェイソン・レインズ YAM 02:55:13
8 005 ギャレット・エドミステン KAW 02:56:54
9 004 ジミー・ジャレット 02:57:12
10 019 カート・キャッセリ KTM 02:57:55
11 401 ローレンス・マホーニー KTM 03:02:36
12 104 ゴードン・クロッカード HSQ 01:04:42 2LAP消化
13 013 ヒース・ボス HSQ 00:29:42 1LAP消化
14 5000 ジョシュ・マクリビー YAM 00:30:32 1LAP消化
XC2結果
1 321 ジェイソン・トーマス KTM 02:56:39
2 009 ジャスティン・ウィリアムソン KTM 6 02:56:47
3 016 ダスティン・ギブソン YAM 02:58:52
4 012 サド・デュバル YAM 03:00:24
5 014 スコット・ワトキンス KAW 6 03:02:29
6 023 カリブ・ラッセル KTM 03:05:53
XC1ポイントランキング
1 KTM 001 デビッド・ナイト 196
2 SUZ 006 ポール・ウィブリー 166
3 SUZ 008 ジョシュ・ストラング 159
4 SUZ 003 チャーリー・ムリンズ 146
5 KTM 116 ネイザン・ケニー 129
6 SUZ 004 ジミー・ジャレット 127
XC2ポイントランキング
1 YAM 012 サド・デュバル 199
2 YAM 016 ダスティン・ギブソン 172
3 KTM 023 カリブ・ラッセル 143
4 YAM 017 ジョシュ・ワイゼンフェルズ 134
5 KTM 009 ジャスティン・ウイリアムソン 102
6 KAW 042 アンドリュー・マチュセク 102

(名物のハウスを抜けるストラング)

(ストラングおめでとう。これからです)

4ストAライツのコリー・バットリック(KTM)はまたもアマチュアの最上位でした。
肝心のところを根本的に読み違えてた(コースを外れた件)のはまずいですね。お詫びいたします。
タイトウッズとダスト。視界が遮られやすい危険なラウンド。出遅れたライダーや下位から追い上げることになったライダーには転倒が相次ぎました。
XC1では久しぶりに2ストロークが表彰台に立ちました。ムリンズは最初から前に居たことで優位に展開していました。今回のタイプとコンディションでは、4ストローク450と2ストローク250は拮抗していたと思います。ただ、出遅れたりしたライダーはもうダストのせいで2ストだろうが4ストだろうが困難。ジャレットは出遅れており、上に来ることはできませんでした。
次のラウンドは過去のデータに乏しいラウンドです。GNCCのコース設計はどのようなコースを設定しているでしょうか。読む限りでは、ベースとなるATVトラックに縛られないコースでロックセクションが凄いらしいです。テクニカルセクションとスピードの出るセクションの割合次第ですね。
一般的にはテクニカルなセクションで4スト450は重くパワフル過ぎます。いかに滑らかにパワーを扱うか。フィジカルもより要求されます。タイトな場所やテクニカルな場所を上手くやりぬくことができれば、パワーを生かせる区間でメリットを大きく享受できるでしょう。
2スト250は、駆動の面では4ストに劣るとしてもテクニカルな場所で機敏で軽快です。もちろん、モトクロスマシンベースでもフライホイールや点火面で弄られていますから、低速はより扱いやすくされています。しかし、コースのスピード区間の割合が多い場合は、4ストローク450に対してやや不利になってくるかもしれません。








