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リストマーク 7/5エンデューロクロス開幕戦「試練のタディ」レポート 

2008年07月07日 ()
エンデューロクロス公式
AMAエンデューロクロス第1戦のタディのレポート:ENDURONEWS
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PROMOTO.TV「ENDUROCROSS LAS VEGAS 7/6」
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KTMファクトリーのタディ・ブラズシアクは、今年度全6戦で争われるAMAエンデューロクロスシリーズに参戦することになり、開幕ラウンドのラス・ベガスを勝利で飾り、タイトルに向けてのよいスタートを切りました。彼はこの戦いに臨むにあたって200の2ストロークを選択しました。

試練の開幕戦
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(いよいよ彼のステージが幕を開けます)
最有力。優勝候補。しかし、タディは今までで経験したことが無いようなタフな夜を耐え抜くことを強いられました。彼は次々と襲い掛かる不運に翻弄され、決勝に至るまでにヒートレース、セミファイナル、LCQと誰よりも多くのラップを走ることになってしまいました。今回のコースは今までのものよりもさらにテクニカルな設定。タディはどのライダーよりも良いタイムを計測しました。実力の差としてはタディは間違いなく群を抜いており、最終的には勝利することができました。しかし、この日のオルレアン競技場で起こった事態はそれを容易ならざるものとしました。


崩壊の予兆
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(この段階ではまだリアサスは壊れていません)
タイムドプラクティスでの最速タイム。タディはもう決勝への確かな手応えを感じていました。しかし、危機の足音が近づいてきました。それはプラクティスの終盤のことでした。彼のマシンのリアショックが破損したのです。


ヒートレース
そしてヒートレースのスタート。彼はトップを快走します。ところがログジャンプの非常に激しく重い衝撃を受ける着地で、またもサスペンションにトラブルが発生しました。彼はこれによって3位に後退。セミファイナルに回されることになりました。タディはプラクティスでリア、ヒートでフロントとこれで前後のサスペンションを交換することになりました。決勝の写真でストックのサスペンションに見えたのは、これが理由だったのです。果してフィーリングに問題は?


セミファイナル
レース初期の混乱で後ろから追突されたとともに、彼はクラッシュしてアリーナの地面に投げ出されました。そこから彼は上に向けて追い上げようと努力しました。そしてトップに接近してもつれるようになった時、相手のマシンのハンドルバーがタディのリアスポークの間に差し込まれる格好になってスタック。あと残り1周半というところで通過を逃すことになってしまいました。そしてLCQへと回されることになりました。なんという不幸の連続。


LCQ
どんなに良いレースをしようとも結果がすべて、勝つことが至上命題であるタディ。ここまで彼を襲い続けた事態は彼の心を大きく揺さぶったことでしょう。超スプリントのハードな全力走行による疲労の蓄積とともに相当に辛い精神状態であったと思われます。しかし、彼は死地から這い上がりLCQを勝ち上がりました。本来の彼の実力からすれば、最初のヒートレースであっさり通過して、その後はゆったりと決勝まで準備をし様子を見ることができたはずです。しかし、今回極端に苦労を重ねることになり疲労しました。サスペンションが破損したことにより、予備のサスペンションに交換することになったことも大変でした。それに合わせてベストに乗りこなさなければなりません。


決勝
Endurocross 08

ゲートが倒れた瞬間、タディは焦ることはしませんでした。LCQ通過者のゲートピックのセレクトは最も最後。そして疲労が蓄積しています。まず先に行かせてもよいと考えました。スタート後のクイックなターンとログのセクションでタディは3位のポジションにつけました。そしてレースの半ばには2位へと浮上。落ち着いて先行を処理していきます。トップをひた走るのはミスをあまり犯さないジェフ・アーロンでした。タディはアーロンに対して仕掛けてリードを奪うことに成功しました。このままタディが独走と思われましたが、コース後半の連続ロック地帯で屈辱的な痛いミスを犯してしまいました。スタックしている間にアーロンに逆転されてしまいます。その困難をタディはバックアップしました。そしてアーロンを再び抜き返して勝利を手にしました。


タディ・ブラズシアク談話
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(3位のディトリック、優勝のタディ、2位のアーロン)
「勝てたことは素晴らしいですが、今夜のレースは私にとってタフなものでした。私は、どれだけのラップに乗らなければならなかったかと。まったく信じられません。まるで一晩中乗り続けていたかのように思えます。そして、このような事件が盛り沢山のレースにもかかわらず、もう最後の方はうろ覚えになっています。」

「私は最終的に望んでいた結果を得ることができました。しかし、ある時点では私は勝利どころか決勝にも進めないのではないかと思いました。それはプラクティスとヒートレースで発生したサスペンショントラブルから始まりました。さらにです。私は急所(ピー)を激しく打っていたためにこの夜はずっと呼吸が苦しくなっていました。セミファイナルで通過できなかったこと。コーナーで誰かにぶつけられました。それから追い上げて行かなければなりませんでした。トップに追いついてもつれた後、相手のハンドルバーがリアスポークの間に突っ込んでしまいました。」

「本当にLCQではプレッシャーを感じ始めていました。決勝を走れないかもしれないと正直思いました。私の急所はそれほど痛くなっていました。そして疲労は蓄積していました。私はいつも通りの自分らしく乗ることができる状態ではありませんでした。しかしなんとか決勝進出を得ました。それは私にとって大きな救いの神でした。」

「決勝のスタートはLCQからたった2分後です。LCQの前に私はセミファイナルの後に数分しか休むことができませんでした。ですから私はもう燃え尽き、疲弊していました。しかもLCQ通過ですからゲートピックは最後です。ですので私はレース当初は他のライダーに先行させようと決めました。そして、そこからレースがどう展開していくか見定めていこうとしました。レースのスタートから素早く3位に上がることが出来ました。その後に2位へ。その後も私は実際にエネルギーを搾り出そうと努力しました。いったんはアーロンを捕らえてリードしましたが、スローダウンすることになりました。その後ロックセクションでスタックしてしまいました。このミスは私にも信じられないものでした。アーロンに逆転はされましたが、なんとかリードを取り返して、そこからは容易に進んで勝つことが出来ました。ですが私にはもう1ラップ行くだけの力が残っているとは思えませんでした。」

「チャンピオンシップ全体を通してあるであろう不運が、このレースに集中してやって来たと思いたいです。このようなタフなレースが残りのシーズンのレースでも続く場合、それはとんでもなく難しいチャンピオンシップになりそうです。」


これからの展望
エンデューロクロスは不確定要素の強いレースです。それ故に実力で圧倒していても勝つことは大変難しい。下手をすれば決勝に進むこともできない。そういった恐ろしさを開幕戦から見せられることになりました。タディは力量的にはもちろんチャンピオンを取るに相応しいものがありますが、それに至るまでには多くの困難が待ち構えているでしょう。次のオクラホマは8/15。ここにはデビッド・ナイトも出てくるでしょう。今年はタディがタイトルを意識する側。ナイターは明確な攻撃者です。

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これが本来使うべきマシンの状態。

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前後ともサスペンションを壊したためにストックものと思われる予備になっています。というかクランプごと変わってるから、クランプごと交換したか予備のマシンなのかなと。

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今年のシリーズで最も技術的に優れるライダー。その彼でもちょっとした歯車の狂いからずぶずぶと苦境に陥っていきました。

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しかし、その混乱する状況を自らの力で打開して見せました。トライアルとはまた異なるタイプのレーシングの厳しさ。これを乗り越えてタディはまた強くなる。


AMA エンデューロクロス選手権シリーズ
ラス・ベガス(ネバダ州)
08/7/5
エキスパートクラス 決勝リザルト
1. タディ・ブラズシアク(KTM) 2T200
2. ジェフ・アーロン(クリスティーニKTM) 2T300
3. リッキー・ディトリック(カワサキ) 4T450
4. ニック・ブロゾビッチ(スズキ) 2T250
5. デイモン・ハフマン(カワサキ) 4T450
6. コルトン・ハーカー(KTM)
7. タイ・デイビス(スズキ) 2T250
8. ジェイミー・ランザ(カワサキ) 4T450
9. ケンダル・ノーマン(ホンダ) 4T450
10. ボビー・プロクノー(KTM)
11. フィル・スマージ(KTM)
12. デストリー・アボット(カワサキ) 4T450

エキスパートポイント
1. タディ・ブラズシアク 30
2. ジェフ・アーロン 25
3. リッキー・ディトリック 21
4. ニック・ブロゾビッチ 18
5. デイモン・ハフマン 16
6. コルトン・ハーカー 15
7. タイ・デイビス 14
8. ジェイミー・ランザ 13
9. ケンダル・ノーマン 12
10.ボビー・プロクノー 11
11.フィル・スマージ 10
[2008.07.07(Mon) 21:10] AMAエンデューロクロス | Trackback(-) | Comment(-)
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